Art of the World - カメラを持って、旅に出よう

Art of the World - カメラを持って、旅に出よう

10年以上定期的に世界を旅しています。それらの旅の記録を写真と共に残しています。2024年3月現在渡航国と地域は65。

Z8 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

 

---

 

2020年2月のカナダ出張以来、実に4年半ぶりの海外となったナミビア旅行。

 

この期間に

  • 円安
  • インフレ

 

が進んだことで、航空券の値段が以前よりも高くなっていました。

2018年末からの年越しレソト旅行と比較しても、6万円以上高いです。

 

 

【ヨハネスブルグ往復】

  • 2018年末 ¥157,360 (南アフリカ航空)
  • 2024年お盆 ¥224,090(シンガポール航空)
 
お盆・クリスマスという違いもありますが、
やはり基本として値上がりしてしまっているということです。
 
日本人にとって安いうちに沢山行っておいて良かったなぁ、と思いながら航空券を予約しました。
 
---
 
関西国際空港への道すがらの大阪では、前々職時代の同僚と再会。
実に6年ぶりの再会でした。
同僚だった頃は毎日のように一杯ひっかけて帰っていたのですが。
毎日一緒に居るのが当たり前だった頃とは違い、大切な友人と共に過ごす時間は、
歳をとるにつれて貴重になっていく。
しみじみとしながら、関空に向かいました。
 
---
 
シンガポールでの乗り継ぎを経て、ヨハネスブルグで更に乗り継ぎ。
2018年末は、外交官として南アに赴任していた友人がヨハネスブルグの空港にまで迎えに来てくれました。
「6年振りなんだなぁ」とまたしてもしんみりしてしまいます。
 
この間はずっと機内泊です。
家を出てから次にベッドで寝るのはナミビアの首都…ではなく、
そこから更にレンタカーで4時間北上したエトーシャ国立公園のあたり。
弾丸日程です。
 
30代を過ごすにつれて徐々に体力が衰えてきているのを感じていました。
なんでしょう、フルマラソンで完走はできるのですが、そういう体力ではなく、
寝ないと身体が回復しない感じというか。
ただこの時は、久々の海外に気分の高揚が止まらなかったのか、
疲れを忘れて先に先に進んでいました。
 
---
 
Z8 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S
 
ウィントフック国際空港に向かって機体が降下を始めます。
日本の4倍の国土に600万人の人口。ナミブとは、現地の言葉で「何も無い」。
眼下に広がる広大な砂漠に胸が躍ります。
 
トヨタ・Fortuner
 
ナミビアはドイツに統治された後、長らく南アに「不法占拠」された時代が続きます。
1960年代から独立を目指した「SWAPO」によるゲリラ戦が展開され、
その闘争は1990年まで続くことになります。
 
南アはあの悪名高いアパルトヘイト(人種隔離政策)で、
世界から猛烈な批判と、苛烈な経済制裁を受け、
耐えきれずにアパルトヘイトを廃止すると共に、ネルソンマンデラによる黒人政権が誕生。
ナミビアでも、1989年に国連監視下での総選挙が実施され、SWAPOが勝利。
1990年に独立を果たしました。
2011年に南スーダンが独立するまでは、「世界で一番新しい国」だったのです。
 
そんなナミビアは国道はよく舗装され、空港は綺麗で、インフラも整っています。
国の玄関口である空港では、「他のアフリカの空港と比較しても、段違いに綺麗な空港だな」と思いました。
 
---
 
SIM CARDを購入し、すぐにレンタルしておいたトヨタのフォーチュナーを引き取りに行きます。
ナミビアは滞在7日間 x 24時間で、その間はすべてフォーチュナーで移動をします。
日本では販売されていないモデルですが、南アや東南アジアといった、
フレーム車が広く使用されている地域で展開されているタフな車です。
 
 
レンタカーショップでナミビアの道路交通法や安全注意に関するムービーを観せられますが、
映像がとにかく凝っていて面白かったです。
 
店員「どうだった」
私「最高のムービーだったよ」
店員「ハハ、気に入ってもらえて良かったよ」
私「日本じゃキリンにぶつかることなんて100%ないぜ」
店員「ハハ、マジ気をつけろよ」
 
 
 
よく舗装された道路を北上。
途中で首都のウィントフックを抜けますが、
これまで訪問したアフリカ15か国の都市の中では、南アのヨハネスブルグと並んで圧倒的に綺麗でした。
建物の高さが低くて開けている分、ヨハネスブルグより整っている印象すらありました。
遠目に見える丘の上には、高級そうな住宅街も並んでいました。
 
ウィントフックを抜けた後は、舗装された国道をひたすら北上します。
よく舗装されていて、スピードが出ます。
しかし私は結構焦っていました。
 
 
 
 
やばい、日が暮れてきた
 
 
 
この日のうちにエトーシャ国立公園のゲート前に予約した宿に到達しなければなりませんが、
まだ距離がある地点で日が暮れてしまったのです。
しかし、その燃える夕焼けのあまりに美しい事。
途中で車を停めて、少し眺めていました。
 
「まぁ大丈夫だろ」
 
スケジュールに追われるのは日常で十分。
イレギュラーな非日常を楽しもう。
少しずつ旅モードに気持ちが切り替わっていったのでした。
 
 
 
続きます。