「ん〜っ!!!
夏芽さん、このモンブラン美味しいっ!!
何処のなの?」


潤くんはモンブランを一口食べると大きな目を更に大きくして、伯母さんにそう聞いた。





伯母さんが、


「【Angel J】のよ。」


と言うと潤くんは、


「えー?
前に食べなのと味が違うような気がするんだけど…。」


と首を傾げながらそう言うと、モンブランを再びパクリと食べると、


「ん〜。」


と言いながら嬉しそうな顔をしていた。







「【Angel J】のモンブランは秋限定のもあるからな…。」


と翔ちゃんがモンブランを頬張りながらそう言うと、伯母さんは、


「そうなのよー。
9月から秋限定モンブランが発売されたから、潤くんの為に今日買いに行ったのよ。」


とニコニコとしながらそう言った。




それを聞いた潤くんが、


「えーっ!?
俺の為に?
嬉しい。
コレめっちゃ美味しいもんっ!!
夏芽さん、ありがとっ!!」



と伯母さんに言ったあと、モンブランを真剣に見ながら、



「お前、美味しいぞっ!!」


と言うと白い歯をニッと見せて笑った。






モブランとコーヒーを味わっていると、ガチャッとリビングの扉が開き、



「お母さんっ!!
ただいまーっ!!」


「ただいまーっ!!」


と言いながら花樹ちゃんと朔くんが入ってきた。




「お帰りなさい。」

と伯母さんが言い、

「「「お帰りーっ!!」」」


俺と翔ちゃんと潤くんもそう言うと花樹ちゃんが、


「あーっ!!
潤ちゃんだーっ!!
潤ちゃん、いらっしゃいっ!!」


と言いながら笑顔で潤くんに駆け寄ってきた。






「ふふふふふ。
花樹ちゃん、おじゃましてます。」


と潤くんがペコリと頭を下げて花樹ちゃんにそう言うと、花樹ちゃんは俺が座っている反対側の潤くんの隣へとチョコンと座った。












「今日のスイーツは潤ちゃんの好きなモンブランでよかったね!!」


と花樹ちゃんが言うと潤くんは満面の笑みを浮かべて、


「うんっ!!」


と頷いた。






朔くんは伯母さんの隣の席へと腰掛けると伯母さんは、

「飲み物持ってくるわね。
レモンスカッシュでよかった?」


と聞くと、朔くんと花樹ちゃんは、


「「うんっ!!」」

と答えるのを聞くと伯母さんはキッチンへと向かった。









「潤ちゃん、美味しいでしょう?」

と嬉しそうにモンブランを食べている潤くんに、花樹ちゃんがニコニコとしながらそう言った。


潤くんは子供の様な可愛い笑顔で、


「うん。
美味しいっ!!」


と頷きながらそう言うと、



「花樹も学校から帰って食べたんだけど、今年の秋限定モンブランも美味しかったー!!」


と花樹ちゃんが両手を自分の頬に添えて幸せそうな顔でそう言った。







花樹ちゃんと朔くんは学校から帰って来たんだと思っていたので、



「あれ?
花樹ちゃん達はもう食べていたんだ?」

と聞くと、花樹ちゃんはコクンと頷いて、


「うん。
そうだよ。」


と答えた。



「学校から帰ってきたんじゃなかったの?」


と聞くと朔くんが、



「花樹が今日発売のマンガを買いに行きたいと言うから、学校から帰ってすぐに本屋に花樹と一緒に行ったんだよ。」


と説明をしてくれた。






「朔くんはいいお兄ちゃんだねー。」


とチラリと翔ちゃんを見ながらそう言うと、翔ちゃんが口を尖らせて、


「オレもいいお兄ちゃんだよな?」


と花樹ちゃんに聞くと花樹ちゃんは、


「んーーっ…?」


と目線を上にして考えていると翔ちゃんが、




「ちょっ!!
花樹っ!!」



と慌てて言うと、



「ウソ、ウソ。
翔お兄ちゃんも優しいよーっ!!」



と花樹ちゃんはテーブルに乗り出してクスクスと笑いながら翔ちゃんにそう言った。














⭐to becontinued⭐

















お話を読んでくださってありがとうございますラブ



そして〝月の秘密〟の更新が遅くなってしまい、ごめんなさい…ショボーンあせる



実は…。
〝月の秘密〟を書くのを暫くお休みして久しぶりに書いたら…。
〝月の秘密〟の書き方というか世界観が分からなくなってしまったみたいで…あせる
(自分の書いているお話なのに…ガーン


久しぶりに書き始めると〝月の秘密〟ってこんな感じでよかったっけ…?となってしまい、なかなかお話が進まなくて本当にごめんなさい…あせるあせるあせる



で…。
別のお話を書き始めようとしてしまったのですが、それをしてしまうと〝月の秘密〟がまた書けなくなくなってしまうのでグッと思いとどまっています。
(そのうち書いてしまうかも…?ですが…。)


ペースが掴めるまで今まで以上にお話を書く時間がかかってしまうと思いますので、のんびりのんびりとお待ちいただけると嬉しいです照れ



そして更新がなかなか出来ていないのに、お話を読み返してくださっている方や、初めましてで読んでくださっている方もいて本当にありがとうございますおねがいキラキラキラキラキラキラ