櫻井家に到着し、潤くんと相葉さんをリビングに案内し、


「「ただいまー。」」

「「お邪魔しまーす。」」


と言いながらリビングの中に入ると、伯母さんと伯父さんそして朔くんがソファーに座って潤くんと相葉さんの到着を待っていた。



「潤くん、相葉くん、いらっしゃい。」

「よく来てくれたね。」


と伯母さんと伯父さんが立ち上がり、潤くんと相葉さんと挨拶を交わしていた。









ふと気がつくと、翔ちゃんとさとちゃんの姿が見えなかったので、


「あれっ?
翔ちゃんとさとちゃんは?」


と聞くと伯母さんが、


「まだ戻って来ないのよね。」


と言った。








診察するには今日はやけに長いな…。


と思っていると、




♪ピコンッ♪


とモバイルのメッセージが届いた音がした。





モバイルの画面を確認すると、さとちゃんからで、



〈和、すぐに翔ちゃんの部屋へ来てくれ。〉


とそこには書いたあった。




どういう事?

伯父さんや伯母さんをチラッと見てみるが、さとちゃんから連絡が来てい様子はなく…。




俺だけに知らせてきたという事は、何かあったんだろうか…?




〈何かあったの?〉


さとちゃんにメッセージを送ると、


♪ピコンッ♪


メッセージの着信音が鳴り、すぐにモバイルの画面を開くと、



〈来たら説明する。
皆んなには上手いこと言って抜け出してくれ。〉


と書かれたメッセージが届いていた。








一体翔ちゃんに何があったのだろうか…?




不安になりながらも、


「あ、俺、翔ちゃんとさとちゃんを呼びに行ってくるよ。」



と言い、そのままリビングを後にした。







リビングから出て、掃き出し窓のある廊下を足早に通り、



一体何があったのだろうか?

翔ちゃんは大丈夫なのだろうか?


と考えながら桜井家の人々のプライベートゾーンの廊下を通り、突き当たりにある引き戸をそっと開けて掃き出し窓に囲まれた廊下をゆっくりと歩いて翔ちゃんの部屋へと向かった。




翔ちゃんの部屋の前に到着すると、スゥーッと息を吸った後ハァーッと息を吐き出し、何度か深呼吸をした。





意を決して、ガラス障子をコンコンッと叩いて、


「翔ちゃん、さとちゃん、入るよー。」


と言いながら、カラカラカラッとガラス障子開けて中へと入ると、さとちゃんが翔ちゃんのベッドの横に椅子を置いて座っていた。







「さとちゃんっ!!
翔ちゃんは大丈夫っ!?」


と言いながらさとちゃんに駆け寄ると、



「ああ…。
大丈夫っちゃあ大丈夫だし。
大丈夫じゃないっちゃあ、大丈夫じゃないな…。」


と困った顔をしたさとちゃんが、意味不明な事を言った。





「ちょっと…。
さとちゃん、言っている意味が分からないよ。」


と言いながらふとベッドに目をやると、そこに横たわっていたのは…。



















































「えぇーーーーーーっっ!?」





どう見ても…。


何度見ても…。


















































黒い柴犬の姿の翔ちゃんが気まずそうに横たわっていた。





「翔ちゃんっ!?
アナタ何で犬の姿になってるのよっ!?」





ちょっと意味が分からないんだけどっ!!


今日は潤くんに謝るようにと、あれだけ念を押していたのに…。


何、犬になってんのよっ!?





ベッドに近付き、逃げようとする翔ちゃん(黒い柴犬バージョン)の前足の両脇を捕まえて、


「翔ちゃん、どういう事っ!?」


と言いながらユサユサと揺すりながら聞いた。


「ちょっと翔ちゃん、聞いてるのっ!?」


と言うと、


キュンキュンキューーンッ


と鳴いていた。


さとちゃんが慌てて、


「和、落ち着けっ!!」


と俺が翔ちゃんを揺するのを止めた。


「さとちゃん、落ち着いてられないよっ!!
翔ちゃん、何で犬になってんだよっ!!
今日は潤くんに謝る、って約束していたのにっ!!」


と怒りながら言う俺にさとちゃんが、


「和、取り敢えず俺の話を聞いてくれ。」


といつもの優しい笑顔でそう言った。
















⭐to be continued⭐










IN THE SUMMER 、素敵な曲ですねラブキラキラ

MV…。
4連休仕事で疲れきっているRONTAの脳内ではひたすら、南の島の浜辺でツーブロックの翔くんと妖精の潤くんが、
「じゅーん♡」
「しょおくん♡」
「「アハハハハハッ♡」」
と手を繋いで走っている…という妄想変換がされています…笑い泣き