3歳の娘が妻と二人でガストに行き、妻曰く「ものすごく感動していた」とのこと。
入口でおもちゃを売っていること、子供にも配慮した仕掛けが色々あること、お子様ランチがあることなどなど。立ち上がって「すごいね!ここはすごいね!」と何度も言い、妻に真顔で「今度、パパもここに連れてきてあげよう」と話していたとのこと。

実は娘に良いものも食べさせてあげようと、ちょっと良い(自分基準ではかなり良い)レストランに連れて行ってあげたりしたこともあるんですがね・・・ガストですか・・・。
でもよく考えてみると「良いものを食べさせてあげたい」というのは単に親の希望、というかエゴであり、そもそも「良い」という基準自体親の基準で、娘が行きたいところではない。それに、大人向けのレストランに「子供もいいですか?」と頼み込んで子供を連れていくとき、子供は主役ではなく、脇役です。味付けだって子供の味覚には合わせていない。
自分が大手を振って入れて、主役になれるファミリーレストランをより楽しく感じるのは当たり前かもしれません。脇役になるべき時には、価値観を子供にアジャストして脇役に徹するのもまた大人の仕事なのだなと感じました。
弁護士は特に離婚や遺産分割などの家族に関わる問題を担当する際、弁護士の立場からのベストではなく、依頼者の立場からのベストを尽くせと指導されます。言葉としては当たり前ですが、どうしても気を抜くと「自分にとって良かれと思う方向」に向いてしまっていることがないわけではありません。まして「子供だから違うかもしれない」というような前提もなく、同じ大人なので同じように考えているだろう、と勝手な「常識」で判断してしまうことがあるといけないと感じます。意識して仕事に向かいたいと思います。

写真は昨日溝の口「すらさ」というスリランカ料理のお店で食べたサバカレー。
ココナッツミルクベースで、かつ出汁の聞いた意外に濃厚な味です。ここはランチもいいのですが、ランチのメニューはわりといつも同じなのでぜひディナーもお試しください。

なお今朝、娘に飲みたいものを聞いたところ「ミルクラテ!」と言われたので牛乳を入れてあげました。ともかく、「パパもここに連れてきてあげよう」と言ってもらえるうちは幸せだと思っております。