ロシアビザ取得へ。

通常各国のビザなら大使館や領事館に直接行けばビザを取得できるところ。
モンゴルビザなら、日本や北京のモンゴル大使館に行けばビザを取得できるという具合。
しかし、ロシアビザの場合はそうはいかない。
バウチャーといっていわゆる予定表、
何日にはどこにいて、どこに泊まってというのを詳細に、更には、各ホテル、交通手段の予約支払証明までつけて、ビザ(ツーリストビザ)を申請しなければビザがおりない。

そんなことは僕のようなバックパッカーにはほとんど不可能、
どこに何日いるかどこに泊まるかなんて自分にも解らないのだから。
そうなると、空バウチャー、要するに嘘で盛り固めた日程表を作成しなければいけなくなる。

日本でいろいろ考えた結果、ウランバトールの旅行会社を通して申請することに。
ウランバトールでロシアビザを扱っていると解ったのが2社。
1社は値段が馬鹿高かったので、日本で調べていたレジェンドツアーにさっき行ってきました。

これがコテンパンにやられた。
英語で。
Diana(ディアナ)というロシア人に。

青い瞳にブロンドの髪、ちょっとぷっくりしたお腹周り。
僕と同じくらいの年齢じゃないだろうか。
(おそらく)きれいな英語を話しているのだが、
非常に早口でまくしたてる。
とにかく聞き取れない。

僕もある程度は話せるし聞けると思っている。
旅行者同士の会話ならそんなに不自由はしない。
しかしそんな程度ではこのDianaには役に立たない。

ちょっと解らない顔をすると、
ため息。肩を怒らせて、挙句の果てに舌打ち。
必死に聞き返し、要領を得ようとするが、
小馬鹿に蔑まれる。
こんな時はスマイルだと微笑みかけ、優しく目線を沿わせるも、
余計冷くあしらわれる。

サンクトペテルブルグのホテル予約をしつこく迫られ、断るとさらに不機嫌に。
ビザ申請書も書き方が違うと全くの書き直し。
写真が変だとかパスポートがどうだとか、
100ドル札が汚いから嫌だとか、、、
1時間ほど彼女の事務所にいたが、その間に同じくロシアビザの件で入ってきたスイス人は15分ほどで喧嘩別れに。
僕もキレて帰ろうかと思ったが、ロシアビザの為になんとか我慢。

ようやく申請書にOKをもらい、お金を払って終了。
悔しい。
Dianaと喧嘩できるくらい英語を磨かないとと、痛感、、、


(ロシアビザの取得に関してはおそらくロシアの当該官庁が厳しいのだろう。
そのため、申請書に彼女らは異常なまでに神経質になる。
記載ミスなどでつき返されたら、ホテルの予約、列車の予約などすべて狂ってしまうのだから。
ドル札に関しては偽札、いわゆる旧札、1999年以前発行のものなどに神経を使うのは当たり前、彼女には彼女なりの理由があるとは思う。
それを差し引いても応対は気分が悪い。
前述のスイス人には一日いくらの傷害保険料が必要だと言っていた。
僕にはそんなこと一言もなし。あまり信用はできないかな)




(For Tourist)
ウランバトールでのロシアビザ取得

アバーヤチアエルダムツアー社(エアロフロートビル内)
10営業日、170USドル。(バウチャー、ビザ、インビテーション含む)
そのほかにもエクスプレス発給もあったが値段は覚えていない。
英語可(おじさんの方。すごくきれいな女性が座っているが英語は不可)


Legendツアー
(ロシア大使館より南、ソウル通りウランバトールサント、アサルビル202号。看板などは特になし。)

11営業日、132USドル。(バウチャー、ビザ、モスクワでの一泊ホテル代含む)
サンクトペテルブルグまでと言うとしつこく同地でのホテル予約を迫ってくる。レジストレーションがどうのこうのと。
支払いはUSドルキャッシュのみ。
TC,クレジットカード、モンゴルトゥグルクは不可。
手順は、出発日を決めて申請書を記入、
写真一枚添付、パスポートを預け、お金を払う。
自分でウランバトール駅近くのチケット売り場に行き、
モスクワ行きのチケットを買う。
買ったら、出発日のチケットが購入できたことをDianaに報告。
(携帯の番号を教えてくれる。
もし出発希望日に満席だったりしたら
ホテルなどの日程を変更しなければならないため)
さらに2~3日後にもう一度電話連絡か、事務所に行くらしい。
(書類に不備があった時の確認のためらしい)

アプリケーションの書き方はお手本の通り書かないと機嫌を損ねる。
たとえば住所が東京都新宿区新宿5-5-5の場合、
Building#5-5-5 , Shinjuku-Street , Shinjukuku-city,Tokyo,Japan 
といった具合。かなり複雑。


モスクワ行き国際列車。
駅近くのオフィスで簡単に購入できる。英語可。
毎週火曜と金曜にウランバトール発。
116060モンゴルトゥグルク。(1円=約10.6トゥグルク)