飛行機の中でむかついたこと。
(たぶん)イギリス人の英語に関して。

そいつは身を乗り出してこう話しかけて来た。
「Can you speak English?」
うん、話せるよと僕。
「いったいそれは何をしているんだ?」と。

僕はずっと韓国語の勉強をしていた。
機内食を済ませてからもずっと机に韓国語のテキスト、辞書を広げて。
そいつは搭乗直後から何杯目かのビールを飲み、
気持ちよくなったのか大声で歌を歌い、
スチュワートを何度も呼び出してはからんでいた。

「I'm studying Korean.」と。
それしか言ってない。
僕は。
苦手のFの発音もVもRもLもない。Wさえない。
でもそれを三回言わされれ、
それでも最後にはきれいな英語で、
「ソーリー、君の言っている英語が全然理解できないよ」と。

イギリス人が英語に対して自信を持っているのは分かる。
母国語だし、Queen’s Englishというくらいだから。
しかし他国出身者の英語、発音アクセントをバカにするという、
そういう人間、風潮があるのは正直むかつく。
Little Britainというバラエティ番組でも、
インド系の女性の英語を小馬鹿にするコントがあるが。
こんな具合に。
インド系女性:「Yes」
英国人女性:「Sorry?」
インド系女性:「Yes」
英国人女性:「...Sorry?」
インド系女性:「Yes!!」
英国人女性:「Ahh,,,aa,,,Sorry?」
インド系女性:「Yes!!!」

はっきり言って。
机の上に辞書とテキストを広げて、
飛行機は韓国行き。
それで「I'm studying Korean.」
どの単語を聞き取れなくても、想像つくよ。
バカにされてるのは、そいつの隣で「もうあんたはまた、、、」と苦笑してる奥さんを見ても分かる。
で、むかついたので言ってやった。
「Oh,,,that's nice. Because I don't like being involved with a drunkard」
で、「you need perdon?」
「ああ、それはよかった。酔っぱらいに巻き込まれるの好きじゃないから」
「もう一回言ってやろうか?」