2019年のゴールデンウィークは九州旅行へ。

奥さんと娘(5歳)、息子(1歳)との4人での旅行でした。

 

 

大阪南港から「さんふらわあ号」に乗って鹿児島の志布志港へ。

そこから鹿屋→海潟港(ホタルロケ地)→鹿児島→枕崎。

枕崎→知覧(特攻平和会館)→鹿児島(かごしま水族館)→宮崎。

宮崎→青島→サンメッセ→延岡から五ヶ瀬(奥さんの実家)。

五ヶ瀬から御船(恐竜博物館)→大分→竹田津港。

すおうなだフェリーに乗って山口県の徳山→ 広島→竹原。

竹原から忠海港からフェリーに乗ってうさぎ島(大久野島)へ。

もう一度竹原に戻って、そこから一路大阪まで。

ホテル宿泊もあり、奥さんの実家泊もあり、船泊、車中泊もと、

盛りだくさんの6泊7日の旅行、走行距離1540km。

 

 

10連休なんて始まる前は、ずっと終わらないんじゃないかと思えたけどもう終盤。

九州、中国地方を1500km以上走る旅行なんて永遠に思えたけど、ちゃんとゴールがあって。

映画ホタルのロケ地だった海潟漁港に20年ぶりで訪れたけど見覚えのある風景は落ちていなく。

特攻平和会館で初めて見た、23歳で戦死した大叔父の顔写真。

老人ホームに入っている奥さんのおじいちゃんへのお見舞い。

もうほとんど僕たちの事を分からなくなっていた。

 

 

助手席はもうすぐ6歳になる上の娘の専用席で。

今回も運転しながら、いろいろな話をした。

どこに泊まるか、何を食べるか、保育園はいつ始まるのか、

将来の夢や今度買うランドセルは何色が欲しいか、そんな話とか。

あとマジマジョピュアーズの「愛について」を二人で熱唱したりもした。

たくさん写真も撮った。ムービーも撮った。

 

 

やはり、ふと。

こうしていろんな旅行に出られるのも、もうそんなに長くないのかなと。

もうすぐ6歳で、中学生になったら部活や習い事で忙しくなるのかなぁ、

一緒に旅行とかは行きにくくなるのかなぁ。

それに自分にだって、何があるのかわからないのだし。

今こうして一緒に居られることも、当たり前のようで実は奇跡みたいなこと。

未来のことは何も約束なんてできないのだから。

運転しながら思い出していたのは、ある本の一節。

 

 

"I could promise nothing.Only the present was my gift to her."

「A Cats Life」という本で、Dee Readyという方が作者。

ダルシーというネコと、ずっとふたりで支え合って暮らしていた作者。

しかしダルシーが病気になってしまい病状は悪化の一途。

そんなダルシーに作者は「20歳まで生きるって言ったじゃない、もっと生きて」と励まし、懇願します。

そんな作者にダルシーがつぶやいた言葉が、

"I could promise nothing.Only the present was my gift to her."

「約束なんてなにもできない。

 今この瞬間の私だけが唯一、あなたへのギフトなんだから」

 

 

今回の旅行の、ほんのワンシーンでも、

娘のどこかに刻まれていればいいなぁ。