結局あの後。
彼女の靴のもう片方は見つかったのかなぁと、
そんな事を思った。
バルガという西チベットの、本当に何もない集落。
電気も水道も便所もない、一軒の食堂さえもない町で、
靴のもう片方を探していた少女。
ネクタイしめて働きながら、ふっと思い出したのは彼女の事。
今日もツァンパ食べてるのかなぁ、今頃チベット寒いだろうなぁ、、、と。
日本に帰って来て10日ほど。
「僕はこの国から来たんだ」と、そんな変な実感。
ちょっと不確かな生活。あと忙しすぎ。よくない。
それでも、今この瞬間にも彼女は実在して、距離さえちょいと越えればそこに彼女は居るんだなぁとそう思うと、なんだか元気が出て。
あの靴のもう片方、見つかったのかな、、、
10日から東京行きます。一週間ほどの滞在予定。
お暇な人、会いましょう~