マナサロワール湖、マパムユムツォ湖畔のチウゴンパへ。
交通手段、ない、歩くしかない。10キロくらいの道のり。

前方には聖なる湖、マナサロワール湖、振り向けばカンリンポチェ、カイラス山。最高の散歩道。




3時間ほどでチウゴンパに到着。
チウゴンパにも宿泊可能だと聞いていたが「没有」と。
仕方なく、ゴンパ前の商店に宿泊。



食堂、やはりない。
またラーメン。
宿のおばちゃんがなにか野菜を炒めていたので、ちょっともらう。米飯もくれた。かなりの冷やごはん。

食べ物に、自分がこんなに弱いとは思わなかった。
西チベットで一番苦しんだのが食べ物かもしれない。
テント泊の時はもちろん自炊、となるとラーメン。
町に宿泊していても食堂がなければ、ラーメン。
次々に食べたいものが頭に浮かぶ、、、シュークリーム、スパゲッティ、普通の食パンにジャム、親子丼、カレーライス、、、
西チベットに「プリン(波林)」という地名があるのだが、それを見て「カスタードプリン、、、」と気が狂いそうになっていた。

食堂があって、そこにメニューがあって、好きな物を選んでお金を払えばそれを食べれるという事が、どれだけすごい事か、、、を実感。

弱い。こんなに自分が食べ物に弱いとは。
もし拷問されるなら、、、爪をはがされたくらいでは友達の名前は吐かないかもしれない、でも兵糧攻めされたら、、、あっさりゲロるかも。

直面した自分の弱さ。
僕は餓鬼だった。