僕が西チベットで行きたかった場所。
カイラス、カンリンポチェ、コルラ完了。
ティルタブリ、終了。
グゲ遺跡、終了。
残るは曲龍(キュンルン)遺跡、
そしてマパム・ユムツォ(マナサロワール湖)。

順番としては、キュンルン遺跡が先となる。その為、起点となるメンシで降ろしてもらえるようドライバーさんにお願いしていたのだが、、、
前述の通り、ナムルルートでなく、最近開通したというメンシーツァンダ間の車道をトラックは進んでいる。メンシから距離にして140キロほどだろう。しかし、10時間ほど走っても、到着しない。
ドライバーさんもトラックを止めて、遊牧民に道を聞いたりしている。
どうも、道に迷っているようだ。

 



19時頃、なぜか遠くにカイラスが見え始めた。
という事はメンシを完全に通り越している。
やはり道を間違っていたらしい。
メンシは通り過ぎた。

予定変更。
先にマパム・ユムツォに行く事にする。
で、バルガで降ろして頂いた。
20時頃。長いドライブだった、、、

バルガで降りてみてびっくり。
何にもない。「何にもない」とは聞いていたが、本当に「何にもない」
とりあえず、一軒の住宿へ。
部屋に、鍵、ない。棒が一本。
部屋に、電気、もちろんない。蝋燭一本。
町に食堂の看板、潰れてる。カップラーメンしかない。

西チベットで「町」と言えるのはアリ、プラン、ツァンダくらい。
あとは、トラックストップ程度。それでも食堂くらいはあるし、夜の9時くらいには電気だって来る。しかし、ここは、、、

蝋燭の灯りのもと、日記を書いて就寝。