準備。
新蔵行路、研究。
「寒さ」、季節は夏前、トラックの中に寝袋を持ち込めばなんとかなるだろう。
「公安」の検問は主に2カ所、常設でもなく、そんなにきつくもないと。
「インド」も最近中国と仲良くする必要がある、国境紛争今更しないだろう。
「悪路」、耐えるしかない
「長時間」、道路が改善され、36時間や54時間という情報も。
「ヒッチ」、値段の相場などを調べる。
300元程度(4500円)でバスがあるとの情報も。バスがあれば、できればヒッチは避けたい。

そして一番頭を痛めたのが、高度順応。
本来は一日に300mずつ高度を上げて行くのが理想的だという。
それができる地域を探す。
カシュガルで1300mほど。新橿の付近にはない。
理想的な所が、あった。
雲南地方、そこから四川省の西端(カムと呼ばれる)。
大理(2020m)→麗江(2400m)→香各里拉(3276m)→郷城(3500m付近?)→理糖(3960m)→カンゼ(3310m)で軽いトレッキング→玉樹(3670m)で荷物を背負ってトレッキンング。
そこから西寧、敦煌、そして新橿ウイグル自治区へと、ルートを策定。
まあ、雲南のいいとこ取り、カムのチベット人居住地のいいとこ取りというのが真相だが。

高山病そのものについても調べる。
一度高度順応すれば、三ヶ月は有効、
深く呼吸する事が肝要。腹式呼吸。
高山病に効くとされる薬、紅景天、
一番有効なのは水を沢山飲み、出す事。
しかし最も重要なのは体質らしい。
高所でどれだけ動けるか、どうか。

結局自分が高所に適応できるかどうか、雲南、カムで探り、無理なら諦める、という結論に。
カム、アムドで最高高度4600mまで上がったが、少し頭痛がするという程度だった。
これなら、いけるか、、、

そしていよいよ、、、