カシュガル。
口に出すだけで、西域の香りがじわっと口中に広がる、不思議な響き。
そんな名の町にいます。
ここは中国の西の端、少し行けばもうキルギス、パキスタン。
住んでいるのはウイグル人がほとんど。
言葉もウイグル語。看板もウイグル文字。

「Im walking on the Silk Road」
紛れもなくね。

タクラマカン砂漠を越えて。
これからヤルカンドへ。
そしてイエチョン。
そこはリンゴンリともいわれています。
漢字で書くと零公里。
チベットへのスタート地点という意味。

さて。
いよいよ。

最近夢をみない。
それは自分がもう夢の中にいるからなのか、
それとも長い夢からやっと醒めたということなのか。
チベットという長い長い夢。

五重の意味で、一番ハードな旅路になると思う。
この一ヶ月。
夢路。
そうかもしれない。
やっとこの道を辿り始める。
気をつけて行って来ます。