5月からベルリッツに通い始めた。
朝7時から40分間。月水金。

Jはイングランド人で4人の子供がいる。
つねに僕の下手な英語を聞いてくれて、
「複数形のS」がまた抜けたよ、
とまとめて教えてくれる好青年。

Mはとにかく同意語の鬼。
今まで聞いたこともない単語が次々と降りかかってくる。
40分間でノートがびっしり埋まり、僕はこんな単語、使う機会があるのかと途方に暮れる。
僕の英語を一番評価してくれているらしい。

Cはアメリカ人でNBAの大ファン。
僕とはアメリカンフットボールの話をする。
出してくる宿題が、
「ペイトンマニングがいなくなるそう遠くない将来のデンバーブロンゴスの補強策について」
などで、それはそれで面白い。
日本は全てがパンクチュアル(時間通り)で、そこが好きだと。
時々遠くを見る。

言葉って。
僕が死んだら何も残らないので、その潔さが好き。
韓国語、英語、中国語、インドネシア語、、、
いままでだいぶお金を使ってきたね。
間違いなく50年後には、跡形もなく消えるものに。
でも僕の話す外国語は、今まで出会ってきた外国人たちの、
話した言葉や口癖、イントネーション、匂い、そういうものでできている。

Anyway。
7月からのニューヨークをとても楽しみにしている。
アメリカ到着はどうしてか7月20日。
9年前の出発の日と同じ日。
じゃあきっとうまくいく。