潤いをなくした
一つの花
吸収することなく咲いている
潤い欲しさはありそうだ
吸収することができない今
見つめているだけ そっと
みつめているだけ 虚しく
隙間を抜けていく風
散り際の悲しさ
華麗なときを思い出し
振り返り
枯れそうな涙がポロリ
潤いをなくした
一つの花
もう残り僅かです
透き通る白い素肌
一枚ずつ落ちていく
くっつけることができない
その時を一生懸命に
その時を味わいながら
思い出しながら
記憶だけを残して
散っている