紺地に黄緑の紫陽花模様の浴衣を母が買ってくれた
よく母の買い物に着いて行ってた私に
母は呉服屋の浴衣や絣のアンサンブルを買ってくれた
露天商の人から鎌倉彫り下駄など
姉や妹には買わないのに
和物は私によく買ってくれた
なので夏祭りは幼馴染や友達と浴衣で出かけた
母は着付けをしながらいつも
「もう、あんたの体型は着物向きじゃないんだから…」
とウエストに新聞紙とバスタオルを巻かれた
母は免状は持っていないが
着付けの腕はかなり上手い
何せ中3の頃盆踊りのハシゴをしても
着崩れないのである
盆踊りでずっとその時の親友と踊りまくっていた
「東京音頭」「花笠音頭」などなど
生まれて初めてナンパされたのも
その時だった
まぁ、ついては行かなかったけど
一生懸命に話してる男の子が一つ年下の他校のイケメンだったのは覚えている
「ごめんね、踊ってる方が楽しいから」
と断った
数日盆踊りのハシゴをして
夏祭りは幼馴染や友達と買い食いしていると先生が
「ちゃんと早く帰れよ」
うちの学校の先生はよく見廻りしていた
だから、先生が来ない方まで遠征して
盆踊りを楽しんだ
皆んなで浴衣でワイワイと楽しんだものである
それぞれに浴衣を着ていつもと違う夏の一頁を刻んで
秋からは受験へと進んでいく