第31話 廃墟の裸ン坊
この廃ホテル、僕の高校がある市では、ちょっと有名な場所だったんです。
その市のはずれにあったんですけど、なーんか空気が違うんですよ、この一帯だけ。
妙な事件が起きたり、またあそこか。と言われるくらいの所。
この近辺は土地的にも悪い場所なんでしょうね、施設が出来ても割とすぐに潰れたりしてました。
ここからかかってきた電話で、後輩は明らかに錯乱状態。
今でも覚えている内容は、「部屋に女いたんスよ!女っすよ!怖いんスよ、裸でしたよ!」
男子校の生徒にとって、裸の女性は、たとえそれが幽霊でも珍重する存在なんだろうなぁ。
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第30話 幽霊って電波に乗るの?
僕の母は霊感がとても強い。
小さな頃から身の回りの人の事を予知したり、不思議な性質を持っていたらしい。
母の地元では、畑の種まきに適した時期や、水害・干ばつなどを予知し、
それを村人に指示する「丸秘伝様」という、村の霊能力者が必ず一人、お務めしていたらしい。
ウチの母は、村の人より「次の代の丸秘伝様だね」とか言われていたらしい。
そのあたりのお話は、まぁ、機会が来れば、いずれ漫画にできればいいなという感じで。
それにしても、人によって見える物が違う現象って、テレビでも起こるものなんですかね。
この時、僕が見ているものと、母がみているものは、明らかに別のものでした。
そして、最期のコマにある通り、ウチの嫁と僕の見ている物も若干違う時があります。
科学的に心霊を調べている人には、ちょっとしたヒントになりそうな事柄です。
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