一体私はあの頃から
何か変わることが出来ただろうか
どれだけ月日が流れても
強くはなれずただ過ちを繰り返す

現代を生きる人達は下ばかりを見て
一番大切なものに気付かず生きている

陽はまた昇り時を重ねる
浅く遠い昨日に手を振って
まぶたに残るその優しさは
暗闇さえも照らすのだろう

一体私はこれからの人生で
何を探し何を求めて
何を見つけ何を創り上げて
何を残すことが出来るのだろうか

地位の高い人達は名を残して逝く
だけど縁の下の私の跡には何も残らない

繰り返される命の中で
消えてゆくのが怖いのならば
形あるものが作る影を
手には掴めない温もりを
その身体全て包み込む
あの暖かい光を見上げるのさ


2003年8月