サッカーJ２の水戸ホーリーホックが、

最後の最後でそのチャンス（プレーオフ進出）を逃した。

年間勝ち点、得失点差では差がなく、得点数１差での脱落。

とても残念。

だけど、応援して楽しかった。ありがとう！

今年の躍進のはじまりには、

長谷部監督の

「勝ち続けることを恐れてはならない」

という言葉があったという。

（J’ｓ GOALニュースより）

「勝ち続けると選手たちは不安になってしまうことがあるんですよ。特に水戸のような、勝ち慣れていないチームの選手たちは。

でも、昨季からこのチームを見てきて、十分勝ち続ける力があると思っていました。

試合では負けたものの、内容は非常にポジティブなもので私はシーズンに向けて自信を持つことができました。

選手たちは突然勝ちだすと動揺してしまうことがあると思ったので、あらかじめそういう話をしました」

（同ニュースより抜粋）

J１に上がったら、より注目を浴びる。

より厳しい戦いになる。

ファンからの期待が高まる。

ギャラが上がってしまう？

そんな、ステージが上がることへの恐れが

プロのサッカー選手でもあるということ。

勝っていいのだろうか？

他にもガンバってるチームだってあるのに

置いていってしまっていいのだろうか…

ライバルチームへの遠慮が出たりするかもしれない。

人には快適なステージがあって、

今のステージを脱して上に行こうとすると、

自分のメンタルからの抵抗がある。

勝ち続け、称賛されることへの恐れだって、

ある。

自分の素晴らしさを受け取れない、という抵抗。

それが、今いるステージに留まろうとさせる。

これは、パートナーシップでもよくあることで

最初はすごくうまくいっていたカップルが、

こんなに幸せでいいのだろうか？

本当にこの人と幸せが続くのだろうか？

っていう無意識の抵抗にあって

「相手は自分に飽きてないだろうか？」

「相手に嫌われてないだろうか？」

と不安を生み出す。

相手に疑いの目を向けたりする。

「どうせわたしのこと、大事じゃないんでしょ」なんて

根拠のないスネを見せたりする。

「わたしが不安になって、言いたいことを言えなくなってから

関係が変わってしまった」ということが起きる。

相手は精一杯大事にしてるのに、

大事にされてない

幸せじゃない

もっとこうして

こうしてくれないってことは愛してないのね

どうでもいいから、わたしのこの不安をなんとかしてよ

って言われて、

なすすべがなくなってしまう。

不安は、その人の中にあるから。

迷うことは、人間だからある。

怖くなることもある。

そんなときは

「勝手に幸せになっていいー！」

ってつぶやこう。

自分が幸せになる許可を

自分で出す。

みんなからうらやましがられる、

親が嫉妬するくらいの関係になる、

勇気を出そう。

親のパートナーシップを越えて、親より先に幸せになろう。

「幸せに慣れてないと、不安になってしまうことがある。

特に幸せに慣れてない人は。」

長谷部監督の言葉は、そう言い換えることができる。

幸せになる勇気を出すのは、

パートナーとの別れや独り身のさみしさを感じたとき

ケンカばかりでもうどうしようもないとき

うまくいかなくて悲しみにくれているとき。

もうこれはいい！飽きた！次へ行く！

そう決めよう。

僅差で負けたホーリーホックは、

ほんのわずかの差で逃した悔しさの中で

来年は、J1に上がる！

その勇気を感じてると思う。

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