昨日は４歳の姪っ子ちゃんを預かって、
奥さんと３人で１日遊んだ。
子どもって、
乙女モードのときはめっちゃかわいくて、
怪獣モードのときは大変ね(笑)。
彼女にとってはどっちの時間も必要で
どっちかが〇、どっちかが×なわけじゃない。
両方彼女で、両方○。
けれど僕のパソコンを触ろうとしたりしたときは
「イヤだ」ってハッキリ言う。
「それしちゃダメ！」じゃなくて、
「僕はイヤだ！」っていうメッセージね。
されてうれしいことには「うれしい」。
されてイヤなことには「イヤだ」。
大人だって子どもだって、
伝えることは一緒。
「なんでそんなことするの？」って聞く必要はないの。
「ただしたかっただけ」なんだから。
そして、
「そんなことしたくなるあなたはダメな子」
なんてメッセージを送る必要はないのです。
「なんかパソコンおもしろそう、触ってみたい！」
その気持ちが湧くことが、
ダメなはずがないじゃん。
ただの好奇心です。素晴らしいよね。
ただ、「わたしはそうされるのがイヤじゃ！」
それだけで十分。
で、夕ご飯を作るときに、
「おいしいギョウザを作ってあげるねー！」
って奥さんが作りはじめたら、
姪っ子ちゃんもついてきて
お手伝いをしてくれた。
ギョウザの皮を小さく切り分けた１切れを、
丸めてもらうのを手伝ってくれたよ。
「手伝ってよ」って言う気もなかったけど、
彼女が自分から「やってみたい」って言ってきた。
「お！、いいね、一緒にやろう」
って伝えて、
最初は一緒に同じことをやる。
あとは任せる。
小さいのに、すごく上手にやってくれた。
でもときどき、集中力が切れて
「粘土みたーい！」って遊び出す(笑)。
それも「だねー」って遊ばせる。
「なんで集中してやれないの」
なんて言わない。
「なんで」はないのです。
子どもはそんなもの。
少なくとも今の彼女はそう。
何も問題ない。
しばらくすると、また仕事に戻ってくる。
３６個、ちゃんとできた。
最後の１個は完全に粘土扱いで
ぐちゃぐちゃにしちゃったけど(笑)。
ガンバったんだから
そのくらい彼女のしたいことさせてあげていいよね。
ガンバったことに関しては
「えらいね」じゃなくて
「ありがとう」の言葉をかける。
彼女が自分からやりたくなったことをしたことで
大人の仕事がはかどったこと、
何より楽しかったことがうれしかった、
その気持ちを伝えるだけ。
お手伝いする子が偉いんじゃなくて、
彼女が「やってみたい」ことをしただけで
僕が「うれしい・楽しい・助かった」を伝える。
それで十分。
一緒に何かすることは、
大人にとっても子どもにとっても
うれし楽しいものなのです。
その後の食事も一段と
おいし楽しくなる。
本当に、「いてくれてありがとう」
なんだよね。
どうしたら子どもに「やってみたい」と思わせるか？
思わせようとしないことです。
相手の気持ちをコントロールしないこと。
ただただ、自分がやることを楽しむ。
料理でも、掃除でも。
子どもにとって、
大人がやってることで楽しそうなことは
やりたくなるようになってるから。
やらされることを楽しいと思う人ってあんまりいない。
やらされることには、
「これしたら何がいいことあるんだろう？」って
見返りが欲しくなる。
見返りのためにやることって、
楽しくないんだよね、ほとんど。
そんなん、大人も子どもも一緒です。
子どもが何も手伝いしないっていうときは、
子どもから見て、その姿が楽しそうじゃない
やるのは苦痛に見えるってこと。
大人が忙しくしてるのに
ふんぞりかえってる子は、
本当は大人がそうしたがってる姿
を見せてくれてるだけなのよ。
女の子は料理の手伝いは
自然としたがる子も多いと思う。
男子には、攻略の楽しみを伝えてあげるといいかもね。
「ここの力加減が難しいんだよ」とか
「ここでスーパースパイスの出番だ！」とか
とにかく自分が楽しんじゃう。
大人との関係も一緒。
楽しんでいきましょ(^^♪
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猪狩純一（ガリさん）
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