秋田出身の方と話す機会があって、

 

なまはげのことを思い出しました。

 

「泣く子はおらんかねー!」って

 

コワモテの鬼(あたりまえ)が家々を回るあれ。

 

 

 

もう10年くらい前かな、

 

秋田で実際に見せてもらったことがあって

 

非常にリアルで怖かったです。

 

ある意味、神のような

 

邪気を払ってくれるような厳かさも感じました。

 

もちろん子どもにとってはめっちゃ怖くて、

 

「こないでー!」って泣く。

 

なまはげが家に来たら子どもは陰にかくれて、

 

家の主人が「うちの子はいい子です」

 

と言って酒をふるまい、お引き取り願う。

 

そこに「愛されてる」って感じた子たち、

 

たくさんいたんだろうなと思いました。

 

 

 

今年も雪が降りはじめて、

 

秋田も積もったらスゴイんでしょうね。

 

 

 

で、なまはげ。

 

昔むかし、

 

車もない、もちろん除雪車もない

 

ストーブや電気毛布、懐中電灯もない時代。

 

子どもが好奇心でフラフラと家を出たら、

 

命にかかわる危機があったと思うんですよ。

 

今とは比べものにならないくらい。

 

 

 

冬の山岳地帯では

 

家の中でできる仕事をしてて、

 

子どもがちょくちょく泣いたら

 

仕事にならなかったと思うんですよ。

 

あやしてあげたいけど、

 

いつまでもあやしてたら

 

あったかい食べ物を食べさせてやれないかもしれない。

 

 

 

それで、子どもに

 

恐怖を見せたんだと思うんですよね。

 

「泣く子はおらんかねー!」って。

 

親の言うことは、なまはげ様の言うこと。

 

守らなければ大変なことになる。という

 

脅し。という形をした愛。

 

 

 

「歯磨きしないと、ばい菌マンが来て

 

虫歯にされちゃうよ!」とか

 

「勉強しないと、立派になれないよ!」の

 

チョーこわ!バージョンみたいな。

 

 

 

親の言いつけを破ると

 

なまはげ様に連れていかれてしまうから

 

それだけは避けたいって気持ちが、

 

子どもが好奇心や甘えで衝動的に

 

動いてしまうのをガマンさせた。

 

子どもたちや親をも守る行事でもあった

 

と思います。

 

 

 

でもね、「恐怖で行動をやめる」

 

のは、いいことばかりでもない。

 

したいことに制限をかける。

 

 

 

だから大人になって、

 

「ムショウに雪の中にハダシで飛び出したい!」

 

って欲求を安全に満たすことができるようになったら、

 

子どもの頃のルール

 

(というか一種の信仰ですよね。信じてること)

 

「なまはげ様に連れてかれたくないからガマンしよう」

 

は、捨てていい。

 

 

 

 

子どもを恐怖でコントロールしないと難しいのは、

 

3歳くらいでチンパンジー、

 

5、6歳でイルカと同じくらいの知能

 

(人間の基準で計測したら)

 

と言われるように、

 

人間の大人の

 

高度な知能で組み上げられた生活

 

をするには、モノを知らなすぎる

 

ということですよね。

 

 

 

赤信号の意味、自動車の怖さを

 

知らずに外へ出るのは怖い。

 

人間関係とは何なのかを知らずに

 

野生児として生きると決めるには

 

早い気もする。

 

 

 

子どもの可能性をせばめることもしたくない。

 

(でも、スポーツや芸術では2、3歳からそれだけ

 

やらせる親もいるんですけどね。いい悪いはわからないですね)

 


 

で、親としてはつい恐怖で子どもをコントロールせざるをえない

 

という場面が出ると思うんですが、

 

「恐怖は、要らなくなったら捨ててもいい」んです。

 

 

 

親が、そのステップを踏むことで

 

子どももそれを覚えていきます。

 

してはいけない・しなければいけない

 

という制限は、

 

自分で外していける。

 

 

 

「大丈夫」ということにして

 

やってみるしかないんですが。

 

 

 

自分の中から

 

なまはげを消していく。

 

心の中になまはげがいなくても、

 

生きられることを知る。

 

むしろ、恐怖を捨てて

 

自分らしく生きられる。

 

 

 

先に気づくのは、子どもの方かもしれません。

 

 

 

そして、親にそれを気づかせることが、

 

子どもの最初の仕事。

 

それを終えたら、子どもは

 

自分の人生に向かって歩き出します。

 

 

 

「なまはげなんて、ホントはいないんだよー」

 

子どもがそう言ったら、タイミングが来た時です。

 

 

 

その前に、サンタかな?(*^^*)

 

 

 

 

 

心屋認定心理カウンセラー

猪狩純一(ガリさん)

 

ひげのある顔がサンタみたいな木

 

 

 

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