「あこがれ先生プロジェクトin東京」に
行ってきました。

子供たちを輝かせる教育のために、
まず先生から輝こう!という講演会です。

昨日のブログに書いた通り、
いつか会ってみたい人の一人だった
香葉村真由美先生に会えるチャンス
とばかり、えいや!っと飛んできました。


先生が登壇して以降、
僕はもう泣きっぱなし!でした。
何が泣けるって、もう、
学級崩壊寸前の、スネてる子や
無関心の子たちが、
先生がきっかけを与えると、
自分を信じて輝きはじめるんです。

そして!
輝きだした子どもたちは、
本当はどうしたかったのか
初めから知ってるかのように、
友だちに、先生に、親に、
愛を回しはじめるんです。


若ければ若いほど、
ホントはスネたくないのにスネてることを
よーくわかってるんですね。

大人に気をつかって、
自分は愛されなくても大丈夫と
あきらめを覚えてしまった子どもたち。

自分の意見を言えなかったり、
いじめたりいじめられたり、
友だちとの関係がギクシャクしていたり…

でも先生が等身大で向き合って、
「あなたは愛に包まれている」と
彼らに伝え続けると、
やがて彼らは愛されていることを
信じ始めます。

そうなってからの子どもたちは、
大人では考えもしないほどの愛情を、
まわりの人たちへと
回していくんです。



ある4年生のクラスで、
父親を亡くした男の子が淋しさのあまり
荒れてしまいます。
その子は自分の感情をコントロールできて
ないことを自分でわかっていましたが、
どうすることもできません。

「どんなことでも、
本当に神様にお願いしたいことを、
書いていいんだよ。」

七夕のお願いごとを書く時間に
そう香葉村先生が伝えると、彼は

「お父さんを生き返らせてください」

と書いて、笹に飾りました。
それを見た先生は、
命についての授業をします。

「あなたたち一人ひとりは、お父さんと
お母さんから産まれました。
お父さんは、お父さんのお父さんと
お母さんから産まれました。
お父さんのお父さん、つまりあなたの
おじいさんは、そのまたお父さんと…」
これをずーっとつなげていって、
膨大な数の先祖の縁の奇跡と、
そこに産まれた一人の命の奇跡
を伝えます。

「あなたたち一人ひとりは、
こ~~~んなに、こ~~~んなに、
こ~~~んなに、い~~~っぱいいる、
あなたのご先祖様たちの、
たった一人が欠けても、
今ここに生きていることはないんです。」

するとクラスの子どもたちが、
自分の中に脈々と流れている、
遥か昔からつながってきた
命の奇跡を知って驚き、
クラスがどよめきます。

そして子どもたちは、
自分を大切にしたい!、
相手を大切にしたい!って
ボロボロ涙をこぼすんです。



別のある男の子が、
お母さんと一緒に見たいから、
その授業のDVDを借りたいと
先生にお願いしました。

彼のお母さんは仕事が忙しくて、
なかなか親子のコミュニケーションをとる
時間がなくて、
その子はずっと淋しい思いを
してきたそうです。

きっと彼は、
「僕はこの授業で、
愛されて生まれてきたことを知った」
ということを、お母さんに伝えたかった
のではないでしょうか。

その夜、母と子は静かに、
一緒に涙を流しながら、
その授業のDVDを見ます。

見終わって、お母さんが男の子に、
「〇〇(彼の名前)、お母さんに
何か言いたいことがあるんじゃないの?」
と聞きました。
多分、お母さんは、
もっと大事にしてほしい!とか
本当に僕が大事?と聞かれると
思ったんじゃないかなぁ?

すると彼は、
「お母さん、お母さんはお母さんのままでいいよ。
でも、今日だけは
一緒に手をつないで寝てほしいんだ。」
って言うんですよ!

書いてて泣けてくる~(>_<)

そしてお母さんは、もっと彼と
一緒にいられる時間を確保できる
環境を作ります。




講演会が終わって、僕は
心がワナワナするほどの
愛情が流れ込んできたことへの
感謝を伝えたくて、
先生に直接伝えに行きました。
日本メンタルヘルス協会のご縁があること
をお伝えしたところ、
「サヤカさんのこと、
今日はあまり話せなくてごめんなさい」
と言われました。その優しさに
どうしていいか分からず、
あまり上手な返事ができませんでした。
こう言いたかったです。

サヤカさんが命をかけて
先生に伝えたメッセージが、
先生を通して僕にも伝わってきました。
先生が子どもたちと関わる覚悟を決めて、
先生自身の生きざまを伝えてらしたこと、
子どもたちが自分の素晴らしさに気づいて
どんどん幸せになっていっていること、
そのことが、僕に勇気をくれています。」

僕はそのとき、
大事なことを瞬時に伝えられなくて、
とても悔しかった。

だからこれからは、
会いたい人にはどんどん
会いに行って、
お話してみようと決めました。



心屋認定カウンセラーを目指すマスターコース35期受講中
日本メンタルヘルス協会認定カウンセラー