草原山道

見渡す限りの草原の前に立っている

目的地は雲の向こう、
方向も距離も分らない


行く手に猛獣が待ち受けている
かも知れないし、
断崖絶壁が現れるかも知れない

胸の奥から恐怖心が吹き出している
そのあまりの重さに気づいた途端
体がグラグラと揺れ始める

小さな小さな希望を自分の中から探し出して
なんとか恐怖と見合う量までまとめて

恐怖と希望を両脇にかかえる

ひざ下まである草むらを右足でかきわけて、

足元に地面があることを確認する

瞬時に、来た道を戻れば安心があること
を思い出して過去へ逃げ出したい欲望がわく

いやいや、進むんだ、と思えば
未来への不安が襲ってくる


ザワついた心をそのままに
前へ、進む
その行動だけを選ぶと決める

目をつぶって、右足を持ち上げ
前へ運
体重をその足にかける

草がパラパラと音を立てて倒れていく

そうだ、
長いこと目的地に夢をはせるばかりで、
どうすれば行けるのか、
何が待っているのか、
何が行く手を阻むのか、
何が手に入るのか、
果たしてそれは
本当に俺が欲しいものなのか、
そんなことばかりを考えて、
草原の先に目をこらしていた

「今」にフォーカスする

「自分」にフォーカスする

その2つだけを信じてみる

草原に吹く風の強さはまったく変わらない

でも、踏み出す自分に意識を集中すると、
過去と未来は吹き流されて、
草むらの先にある地面が俺の足を呼んでいる気がしてくる

あざ笑うかのように横なぐりだった風が、
突然背後からの追い風に変わる

草原青空

今だ!
どこにたどり着こうと、
何がやって来ようと、
その足に全体重を乗せろ!

一つ目の目的地にたどり着くまで、
振り返らないと決めるんだ

踏み固めた草の跡がだけが、
俺の道になる。
いざ、一歩目を繰り出せ!



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ゆきちゃんありがとう。
そして今ともに修行中の心屋マスター
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いつもフェイスブックで、ブログで、
メーリスで、勇気をもらってます。
ありがとう。
まだ整備されていない私のブログに
お越しいただき、最後まで
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心屋認定カウンセラーを目指すマスターコース35期メンバー
日本メンタルヘルス協会基礎心理カウンセラー