徳力孫三郎 魚図彩畫飾皿:陶磁器 | 野崎淳之介 『玉石混淆 美術館』 blogsite

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徳力孫三郎(とくりきまごさぶろう Magosaburo Tokuriki

明治41年—平成7年

 

 

昭和ー平成と活躍した陶芸家の巨匠です。

日本画家・十一代 徳力幽雪の三男として生を受け

富本憲吉(人間国宝)に師事して作陶を学んでいます。

昭和57年には京都市文化功労賞も受賞しています。

 

そんな徳力孫三郎・作の飾皿です。

径はおよそ24センチ

 

 

皿の中央には、イワシでしょうか。

青魚が三匹描かれています。

このカラフルでポップな図案は

まさに徳力孫三郎の真骨頂といった感じです。

 

 

高台部です。

飾皿ゆえに壁掛け用の紐も取り付けられています。

 

 

高台中央には「孫」の一文字。

まさしく孫三郎の署名です。

 

 

箱は共箱です。

箱の蓋には題目と署名が書かれてあります。

 

 

署名の拡大です。

 

 

また、箱の中には由来経歴を記した紙面も納められています。

 

 

正真正銘 徳力孫三郎・作の飾皿です。

とにかくこの川の字にならんだ魚の図案が可愛くて

とても気に入っている器です。