巌谷小波 自在鉤湯沸図 俳画:掛軸 | 野崎淳之介 『玉石混淆 美術館』 blogsite

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玉石混淆=良いものもそうでないもののごちゃまぜになっている様。



巌谷小波(いわやさざなみ Sazanami Iwaya
明治3年—昭和8年

明治から大正にかけて活躍した児童文学者であり俳人です。
父は政治家であり書家の巨匠の巌谷一六。

若い頃は医者になることを期待されていたものの
医学よりも文学に目覚め、特に子ども向けのお伽噺を発表していきます。
日本の近代児童文学=童話の先駆けとされる人物です。

俳句作品も多く、俳画も能くしていました。


そんな巌谷小波が描いた俳画作品です。
 

 

 



大胆に自在鉤にかかったヤカンが描かれています。
 

 

 



俳句部分です。
 



落款部分です。
 

 

 



右側は他の巌谷小波作品画像からの部分です。
若干見難いですが、筆跡・落款ともに同じです。


残念ながら箱はありません。