日本の企業が海外に勝つことは本当に難しい。
Appleのような企業は今後でてくるのだろうか?
日本で言うなら松下や、本田、ソニー・・・そんな大企業がベンチャーとして生まれてくるのだろうか?

最近の企業は殆どビジョンが無いように感じている。

いやキャッチフレーズのようなビジョンはあるが
本当に自分たちが目指すべきビジョンを持った企業は皆無なのではないかと思う。

多くは利己的であり、自らの企業だけの利益のみを追求している。
もっといえば、経営陣の利益だけかもしれない。

金などなんの意味もないという経営者は全くいない。

企業は本来公器であると自分は強く信じている。

だから、利益は、ビジネスがなし得た対価として得るものであると思う。

それが逆になっていると感じている。多くの企業にとって
高貴な事業をするということは難しい。

そういう意味では孫さんはなんだかんだ言われているが、
公器な事業をやろうと必死になっている。
間違っているときも多分にあるがそれをスピードで補っているとも思う。



それを憧れているかは分からないが
僕は公器をあくまでも自信の信念として目指す。

公器を目指すと言うことは、今は前述の通り弱者に近い存在なので
ぶっちゃけ誰も認めてはくれないところが多分にある。

最近、そんな人の目を僕は気にしない。
それでも信念を貫くべき事業であり、10年後には必要なビジネスだと
自分は思っているからだ。

価値のない会社が多い昨今。

本当の公器としてのビジネスになるのだと信じてやまない。

そして次の世代の日本に貢献できたらと考えると仕事も楽しくなるね。


夜明け前の夜が一番暗い。

先日お会いした有名な経営者が仰っていた言葉。

俺の6月は、本当に真っ暗だったが、7月に入って少し明るくなってきたように思う。

今日、一つの資金調達に成功をした。

あと少しで、ようやくよちよち歩きから、立つ練習が出来るようになる。

毎日の浮き沈みで精神状態が破綻しそうだった。
殆ど寝れなかった。

この6月は今までの人生最悪の1ヶ月。

それが今日救われた。会社を存続できる喜びと、また夢が見れる喜びを持てる。

早く思いっきり、通常の業務で全力を尽くしたいと思う。

どんなに折られても、俺は立ち、前に進む。
人事を尽くしても天命を待っても何も起きない。
この1ヶ月それを知った。

「(自分としては)ベストを尽くしたので、暫く待とう」

と何度も想い、結局は「待っても何も起きなかった」

努力したから待つというのは、ビジネスの世界にはあり得ないことなのだと思い始めている。
「待つ」という精神上のストレスの方が、自分を苦しめていくことを何度も味わった。

結局最後は行動あるのみ。

そう思って、当初次の一手をどうするか、待ったあとはどうするか?と考えていた
行動を取る。

但し、時間は過ぎている。

スピードを上げなければならないのに、「(待つという自己納得で)何もしない」
と言うことが愚か。

その時間はもう待ったなしで、手段を限定的にする。

もう、俺は待たない。

人事を尽くし、無ければアイデアを絞り、更に尽くす。そして天命も取る。


それはシードラウンド、アーリーステージの企業においては本当に重要である。

特に大きなビジネスにしたくば、アクションしかない

ということをこのタイミングで知ることが出来たのは、自己納得的ではあるけれども
大きいことであるなと自分を振り返ってみた。