こんばんわ🎵

私の本業は犬の訓練士ですが
趣味で児童文学も書いています❤️

本当に拙い文章なのですが良かったら
読んで下さい。
これは発達障害を持った二男と
この子の愛犬マリアの実話のお話しです。
このマリアには感謝してもしきれない
想いが溢れます。
どうぞどうぞ宜しくお願いします🙇

この物語を読んで下さった方が
お一人でも心が温まればと思っております。




けいちゃんとマリア1話

「お母さん〜!
ただいま!お腹空いたよおやつある?」

夕方の放送と共にけいちゃんが
学校から帰って来ました。

「あるよー。なんと!今日は
お客さんに頂いたケーキがあるから手を洗って
から食べてよー」

とお母さんが犬のお世話をしながら
おっきな声で伝えました。

「やった〜!嬉しい☺️
どれにしようかなー。
🍓がのったやつ。それともチョコにしようか?
あっ!これ初めて見る!
何だろ〜😁
これにしちゃおう!」満面の笑みを浮かべて
ホフホフ口いっぱいに入れて食べ始めました。

しばらくすると
急にフォークを置いて小さな声で
お母さんに話し始めました。

「お母さん
僕ね今日、皆んなと鬼ごっこしたんだ
そしたらねお友達がお前と遊ばないって
教室に入って行ったんだ。
そしたらね、他の子もみんな教室に入って
僕だけお外に1人になったんだよ
僕、なんかしたのかなー」としくしく
涙が流れました。
お母さんは胸がギュッとなりましたが
けいちゃんの前で泣く訳にはいきません。

「何でだろうね?
次のお勉強の準備で教室にいったのかな?
次は最後まで遊べたらよいね😉」

その短い言葉を泣かずにけいちゃんに
伝えるのがやっとのお母さんは
とにかく優しい手でけいちゃんの頭を
撫でたのでした。





つづく。