じぶんが何をどんな時に何を感じたか思ったのかただ記録したいだけ。

歳をとってきて色んなことすぐに忘れてしまうからね。かといって日記を書くのはかなりしんどい。字が書けない。

とりあえず、今日から今思ったことだけを記録していく。

今日は休みで借りていたDVD見た。 

永い言い訳。西川美和監督。 
本木雅弘主演。昔連ドラでこのモッくんが主演ってなるとなぜか見る気がしなくてほとんどこの人の演技は見た記憶ない。


もっとひどく砕けて欲しい場面もあったけどでもかなり良かったー。モッくんってこんなナチュラルな演技できる人だったんだって初めて知った。事故で妻を亡くした今はあまりパッとしない作家。妻が死んだ時は不倫相手と自宅で浮気してて。

誰がどんな状況で亡くなったか、死は突然にやってきてしまう。
病気で覚悟していたとしても。やっぱり急に死んでしまうんだから。
でも事故とかだとやっぱり急に環境変わりすぎるよね。
けど、どうしても現実を生きて行かなきゃならない。毎日毎日子どもは待ってくれないし、生活しなきゃならない。
でも日常があるから毎日を嫌でも生きていくから悲しみが緩やかに段々と。
癒されていくのではないし、忘れはしないし、悲しみは続くけど、時々ものすごくつらくてキツくなるけどそれでも…。

子役の二人がめちゃくちゃ自然で本当に良かった。是枝監督が撮る子役の感じよりもずっといい!あ、でもエンディングで是枝監督の名前がクレジットされてたけどなんの協力だったのかな?調べてみなきゃ。
是枝監督も嫌いじゃないけど、西川監督の撮る子どもはさらに自然でドキュメンタリーみたいで引き込まれた。
日常生活を普通に撮ったみたいな感じだった。あそこで住んでたのかな?

あん  の時も永瀬さんはあの街であの部屋で暮らしたって言ってたなー。

私は多分こういう日常感満載な物語が好きなんだな。

何日か前に是枝監督の「海よりもまだ深く」を見たけどちょっと狙ってる感があってー。役者さんが揃いすぎてたからかなぁ…!希林さんだけが素晴らしく見えて終わってしまった…。

この映画のシーンで一番好きなのは
モッくんと面倒をみている妹の子役が長い坂道を二人乗りして登って行くシーン。 
ガンバレガンバレ幸夫くん!って言いながら。
その後家に帰ってきてお兄ちゃんの勉強しながらご飯食べてて、深い心ってあるんだって妹が言うところ。

その前のシーンで、お兄ちゃんとケンカしてお米を散らばったのを片付けながら泣いたりして、でもその後一緒にお米洗ったりしてご飯炊くシーンとか。

あれは普通にずっとカメラ回してたのかな。特にセリフもなくて。
わからないけど…。

竹原ピストルさんもすごく良かったー。
リアルだったわ。

池松亮介君もやっぱりいい俳優さんです!
全然わざとらしくなく、普通に役に入る人っていうイメージ。クールな役でもダメ男の役でもなんでも自然に見える。
 

子育ては免罪符ってセリフも大人には響くね。うん、そう思う。全部帳消しにしてもらえるみたいな…。鋭いセリフだ。

他にもたくさん鋭いセリフあったな。

また見たい。また借りよ。てか、DVD買おうかなぁ。
久しぶりにゆるやかーに感動できる映画見たな。丁寧に時を追った作品だと思いましたー!

時間は確実に過ぎて流れていく。
で、人の気持ちも生活体験の中で変化していくし気付いていく。心が揺さぶられるのって日常しかないんだ。


あーもう夕方。何にもしない1日だったー。このDVDを見れたのは良かった。
残高が足りない通帳にお金入れに行かなくては…。
それが私の今日の日常なんだよー!