2016年の公開だったんだ。気になってたけど見そびれたんだ。
2016年は私にとっては悪夢の始まりで、
今もそれは続いてるけど、色んなエンタメを心の底から楽しむ事が出来なくなってしまい…。
映画館にいく気力も無くなった。
そんな2016年,

今はやっとDVDとか借りようかなと思える位回復してきたが…。


とりあえずこの映画は、あの悪人を撮った監督って感じの映画だった。
役者が勢ぞろい。みんな演技が上手い人ばかり。その中で佐久元宝っていう子の演技が気になった。
見ながら多分この子は地元の沖縄の子か?と思いながら見てたらやっぱりそうだった。ものすごい重要人物演じてて素晴らしかった。かなり良かった。これが映画初出演だなんて信じられない。
すごく味のある沖縄独特のルックス。
でも演技がものすごくナチュラルでリアル。スゲーわ、マジで。
2016年の日本アカデミー賞の新人賞とったみたいだけど、それも知らなかった。
きっとこれからももっといい作品に出てくるはずだ。楽しみにチェックしなきゃ。
沖縄の方言があるから普通の言葉のセリフ言うのに苦労しそうただけど。

宮﨑あおいの事は前から好きじゃないけどやっぱり演技は上手く見える。でもなんとなく好きな演技ではないんだなー。
私は上手い!女優!って強調してるように見えて…あの顔がダメなのか?わたしには。

作品は結構苦しくなりながら見た。
森山未來の役がヤバすぎる。現代の日本にこういう人いるもんね。

自分の勝手な怒り、快楽、欲求を満たすだけな殺人や狂気。
生まれつきなのか、環境なのか。生育歴なのか。考えると気が重くなる。 

人を信じるってことがテーマの一つみたいだけど、わたしは多分信じてしまうタイプなんだろうな、最終的には。

このテーマは好きじゃない。完全に私のトラウマだ。信じてるなんて軽すぎるし、でもその時は信じてたー!みたいに思い込んで。バカをみて裏切られた感満載で。
人を信じて良かったと思う体験がなさすぎてキツイ。

裏切られたと気付いて時のあの少年の殺意はめちゃくちゃよくわかる。
ああいう時に理性なんかいらないって気がする。
結果は殺人になってしまうんだけど。

とにかく苦しくなる映画だったな。