2歳の闇

ある日、次男がなかなか寝ないので、
一緒に布団に入って寝たフリをしていたら、
１人でなにやらしゃべっている。

（寝室には他に誰もおらず実質ひとりごと）

「オニイチャン ノ ママ ナイ。

Kクン ノ マーーマ！！」

兄の母ではなく自分だけの母だと

マーーマ！で念を押している。

普段全くそんなそぶりはみせないが、
実はライバル視してるのか…！

また別の日、背中を向けてウトウトしていたら

パサッ、パサッ、という音と共に

「クマチャン ア ホ バ カ」

と聞こえたので振り返ると

いつでもどこでもいっしょにいる大好きなはずのぬいぐるみのくまちゃんを、
壁に何度も投げつけていた！

覚えたての言葉とともに…。

ひとりになると毒を吐く2歳児…

うっすら怖くなった。