「おかあさん、爪を切ろうかね」と、

母の手を取り、爪切りを当てると


「痛いがぁ~!」


「まだ、何もしてないよ。・・」


爪と皮膚の間に、爪切りを入れるだけで

痛がる母。


そっと・・そっと・・少しづつ切って行きます。


「おりこうさんね。もう少しで終わるからね・・

・・・ほぅ!綺麗になったわぁ!・・・

・・・痛くないからね・・・ほら、切れたよぉ」


母に声を掛けながら、切っていきます。


先日、87歳になった母の爪はとても硬く

特に足の爪は、端の方が皮膚に入り込んでいて

切るのが難しいです。。。


私は、母を背負うような形に座り

懸命に切っていると、母は奇声をあげなくなりました。

(観念したのでしょうか・・・・)( ´艸`)


「はい、終わりましたぁ~。お疲れさん」


すると、


「「ありがとうね」と母。


嬉しいですね。


ふんふん~ふん音譜