皆さん、こんにちには!北九州市の未来を明るくする!ために行動中の「井上じゅんこ」です。

今回は「北九州市のピンチ⁉」シリーズのラストです。今回は「投票率の低下」→「若い人が投票しないともったいない!」ことを伝えます・・・

 「投票率の低下」、これは北九州市だけでなく全国的に問題となっていますが、改めて要因を考えること、そもそも「若い人は投票に行ってもムダ」「政治は無関係」なのでしょうか?

 このテーマを若い世代として、当事者として記事にしました。ぜひ見てください。

 

 

――投票率の推移

まず北九州市議会議員選挙の投票率からご紹介。図のように下がり続けています。そし直近3回の選挙で10%近く落としていることが分かります。昭和40年には80.26%ありましたが、平成元年の70.84%から年々低下し、平成29年は39.20%でした。

(北九州市HPより引用)

 次は年齢別をご覧ください。

 前回の平成29年の市議選は10代は28.90%、20代は17.94%、30代は27.45%と、若い世代が特に低くなっています。

 

(北九州市HPから引用)


――投票に行かない理由

 参議院議員選挙の全国調査によると、投票しなかった理由は、年代別に、10~20歳代と30~40歳代は、「選挙にあまり関心がない」「政党の政策や候補者の人物像など、違いがよくわからない」が上位ですが、50~60歳代は、「適当な候補者も政党もない」が上位となっています。

 私が市議について同年代と話す感触では、「現職で誰がいるかも分からない」という反応が多かったです。「候補者も政策も活動も、何も知らない。興味がない」のかも?

 

(「公益財団法人明るい選挙 第25回参議院議員通常選挙全国調査意識調査」より引用)

 

――シルバーデモクラシー

 では投票率が低下するとどうなるか?

 特に若い世代の投票率の低下は、少子高齢化の進行に伴って、有権者人口に占める高齢者の割合が増加し、高齢者層の政治的影響力が高まる「シルバーデモクラシー」を進めると言われます。

 下記の【若者が選挙に行かない理由についての中高生向けのアンケート】では、「自分が投票しなくても政治に影響はないと思うから」「若者向けよりも、高齢者向けの政策が目立つから」が上位となっています。まさにシルバーデモクラシーに対して「あきらめ」の反応が見受けられます。

(リセマムHPより引用)

――政治家を目指して見えたこと

 ここで危機感を伝えたい!若者は政治家からどのように見られているかということです。

 私が初めて政治家を目指して見えてきたこと。それは、多くの政治家は任期期間に次回選挙の当選ばかり意識しているということです。そして、その有権者としてみるメインターゲットは何か。「投票に行く人=高齢者」の優先です。若者の投票率低下は、政治家の市政要望や政策を考えるうえで「若者を軽んじる」きっかけとなっているかも?私はそのように感じています。

 投票に行かない多くの若い世代は「高齢者に政治を任せている」つもりの方もいるかもしれませんが、「政治的選択を放棄した」と見なされていても仕方ありません。

 

――あきらめてはダメ!

 最後に見てほしい資料です。

 これは、前回の年代別投票率を当時の推計人口で推計投票者数を出したものです。これを見ると、10~30歳代の投票率が平均より低いことが分かります。「そもそも母数が少ないから投票に行っても高齢者に勝ち目がない」というコメントを見たことがあります。

 これを見てどう感じますか?

 

 10~30歳代の有権者数は20万人以上います。この年代の投票率が上がると?前回の若い世代(10~30歳代)の投票者数が50%で11万人。現在の60歳代以上の投票者数に匹敵します。そうなると、選挙を意識する政治家が提案する政策が変わります!

 この投票率を変えるのも、私たち有権者の行動次第です。

 政治の資金源は「税金」です。現役世代の皆さんは政治を動かす財源のスポンサーです。

 だから、あきらめてはもったいない!

 1つの選挙の投票結果が次の政治に長い目で影響するということです。

 私もあきらめない。だから皆さんにも知ってほしいと思います。

 

今後も「しがらみフリー」な立場で課題を分かりやすく投稿していきますよ~

************************

ただ今、若い力で北九州市に明るい未来をつくる!活動を実施中です。

しがらみなく、政党関係なく、現代らしく政治も変えたいですよね~

共感・サポーターの方を大募集中です!

公式HPをチェック↓

 

 

 

 

 

 

 皆さん、こんにちには!北九州市の未来を明るくする!ために行動中の「井上じゅんこ」です。

前回から引き続き「北九州市のピンチ⁉」シリーズです。そして、今回は「イメージの低下」です。

 よく、北九州市は治安の悪さのイメージから「修羅の街」と表現されることが多いようです。地元民としては親しみをこめた表現かもしれませんが、ちょっとしたイメージが「移住先」「転勤先」として避けよう…と影響しているかもしれない…。これも人口流出の北九州市にとっては課題ですね!!

実際どうなの?か見てみましょう。

 

――北九州市のイメージって?シビックプライドも低い

 まずは北九州市の評価とは?

 生活.comの「全国住みたい街ランキング2020年」では、政令市中13位/20都市中。

 東洋経済オンラインの「幸福度ランキング」では、政令市中18位となっています。

(東洋経済オンラインHPより引用)

 

 「市民のプライド・ランキング」(三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社)では、

自分の住んでいる都市について、愛着が政令市中5位、誇りが政令市中11位でしたが、愛着と誇りの差は、政令市中最下位でした。

これは、愛着はあるけど、誇りはあまり持っていないということなので、シビックプライドは高くないとも言えるでしょう。

 

 北九州市の「若者意識調査」アンケートでは、北九州市に愛着や親しみを感じていない若者に、その理由を挙げてもらうと、「他の人に自慢できるものがない」「北九州市に住み慣れていない」といった項目が上位です。

住み続ければ、北九州市の良さはわかってくるのに・・・残念です。

 

(北九州市HPより引用)

 

また、北九州市にあまり住みたくないと感じる若者に、その理由を挙げてもらうと、「治安が悪い」「若者向けのショップや飲食店が入って商業施設が充実していない」「交通の便が悪い」「レジャー娯楽施設等が少なく、充実した余暇が過ごせない」「魅力ある仕事が少ない」「子育てしにくい」「親や友人など頼れる人が近くにいない」といった項目が並びます。

これらは、北九州市のウイークポイントとして若い世代の貴重な指摘だと思います。

(北九州市HPより引用)

 

――シティプロモーションの課題

 北九州市では、これまで、様々な方式で、プロモーションを行ってきました。しかし、外部調査を見てみると、下位にランキングされていることが多く、認知度も低く、人口の流出も止まりません。

 シティプロモーションの課題として、広報事業の費用対効果の検証がなされないということがあります。

 プロモーションの先進事例として、取り上げられる都市も、定住人口は減少し、交流人口も低迷しているケースは多いのです。

 しかし、首都圏で実施されたり、何かのメディアで取り上げられると、成功事例として、自分のまちにも取り入れてしまいがちです。特に外部向けの広報では「差別化」することに価値がありますが、他都市と同じことをする横展開も見受けられます。

 いくら費用をかけ、交流や定住人口にどれくらい効果があったのかよく分からないまま、次年度も継続する事業が多いのです。経済波及効果を試算するケースもありますが、〇〇億円経済波及効果があったと言われても、市民感覚では、ピンとこないところもあります。

 

――情報が届かないと魅力・サービスの無駄使いかも?

 北九州市は、認知度が低いと言われます。それは、私自身がバナナ姫として他県でPRしてもよく言われたことです。

 「どこにあるの?」とか「どんな魅力があるかわからない」など残念な状況です。

 また、市民向けへの広報でも同じことが言えます。どんなに市民に有効なサービスがあっても、情報が伝わっていないことも課題です。例えば、子育てについて、市のウェブサイトだけでは、欲しい情報にたどり着きにくいという声を聞きます。

 いくらお金をかけて、政策を実施しても、その情報が必要としている人に、広く正しく届かなければ無駄になってしまいます。

 

――目指したい広報事業

 特に、これまで毎年度実施してきた、大手のメディアや代理店に、多額の経費をかけて、単発的な映像やイベントを行うやり方は、財政危機の中で費用対効果を考えた時に、見直す必要があると思います。 

 費用を抑える方法としては、資金調達や情報発信の手法を工夫することで、多くの税金を使わないシティプロモーションを行うことができます。また、効果を上げるために、現状・外部環境・トレンドなどの分析を行い、顧客である市民のニーズを把握し、北九州市の強みと弱みを見極め、ポジショニングとターゲットを決めること。また、市民向けのインナーブランディングと市外向けのアウターブランディングの両方面で戦略をたて、マーケティングの視点を取り入れることも重要です。

 「誰のために」「何のために」を常に考えながら、できるだけ費用をかけずに効果を上げるやり方を柔軟に実践すべきです。

 市民向けのインナーブランディングなら、「市HPにとりにいく」ではなく「届く」情報となり、アウターブランディングではターゲットに価値のある情報か、内容を精査すること。「必要な人に必要な情報」で良く、広報は一方的な押し売りでは手間と費用に対して効果が出ません。

 現代の情報発信媒体は多種多様となり、昔のような「組織」から「個人」発信の価値が高まっています。SNSやYoutubeなどお金のかからない、プロモーション方法をうまく活用していくことも有効です。

 以上の課題を解決するためにも、子育てに特化したLINEによる情報発信、市民インフルエンサーの育成、地元メディアの活用など、多額な費用をかけずに、北九州市のリアルな魅力情報を発信し、ブランド力を向上していきたいですね♪

 

 今後も「しがらみフリー」な立場で課題を正直に投稿していきますよ~

************************

ただ今、若い力で北九州市に明るい未来をつくる!ために行動中です。しがらみなく、政党関係なく、現代らしく政治も変えたいですよね~

共感・サポーターの方を大募集中です!公式HPをチェック↓

 

 

皆さん、こんにちには!北九州市の未来を明るくする!ために行動中の「井上じゅんこ」です。

前回から引き続き「北九州市のピンチ⁉」シリーズです。そして、今回は「高齢化」についてです。高齢化の問題となると、つい、高齢者の寿命が延びたことに注目されがちですが、実際はどうなの?それに何が課題なの?

現在の北九州市の高齢化の状況から、未来にむけて高齢者を社会で支えることを考えてみましたのでご覧ください。

 

――長寿命化は喜ばしいこと、問題は若者世代の減少

 北九州市の高齢化率(総人口に占める65歳以上人口の割合)は30.2%!政令市で一番高いです。(H31年1月1日時点)

 そして福岡市は21.5%…

 では、高齢化=長寿命なのか?というと、そういうことではなさそうです。

 平均寿命は、平成27年の厚労省調査では、男性(80.4歳)・女性(87.1歳)ともに政令市平均を下回る政令市中17位(20都市中)で、特別長寿なまちということでもありません。つまり、若い世代の人口が少ないために、高齢化率が高いということです。

(北九州市HPより引用)

――市民の要望1位は「高齢社会対策の推進」

 平成元年度の市民意識調査によると、市政要望の1位は7年連続で高齢社会対策の推進となっています。

 ※住民の高齢化率が高いことも影響して、高齢者目線の要望が高まっている可能性もあります

(北九州市HPより引用)

 

――高齢化都市の課題とニーズ

▼お買い物が不便…

 内閣府の平成30年度「高齢者の住宅と生活環境に関する調査」によると、高齢者の外出の目的は、「近所のスーパーや商店での買い物」が1位にも関わらず、居住地域で不便や気になることは「日常の買い物に不便」が1位となっています。高齢者にとって、買い物は日常生活に欠かせないことなのですが、買い物に行くのが不便な状況にある人が多くいるということです。

 

(内閣府HPより引用)

 

 そんな中で、民間経営の交通機関の路線は利用者減少や運転手不足から年々と減少し続け、高齢者の在宅生活に大きな支障が出ています。一部の廃止路線を「おでかけ交通」バスで補っても、まだまだ買い物へのニーズは高いままです。 また、お買い物バスは試験的に実施されることはあっても財源負担や新型コロナ感染の問題から、安定して継続できない状況が続いています。

 

▼いきいきと生活ができていないかも?

 もう一つの課題として、平均寿命・健康寿命から見える「高齢者の健康づくり」の問題があります。北九州市の「第二次健康づくり推進プラン」に次のような記載があります。日常生活に制限のない期間を「健康寿命」といい、平均寿命と健康寿命の差は、日常生活に制限のある「不健康な期間」を意味しています。この差が拡大すると、医療費や介護給付費の拡大につながります。北九州市の平均寿命と健康寿命の差は、男女とも全国値より高くなっています。つまり、せっかくの長寿命でも「いきいき」と生活できていないのかもしれません。

(北九州市HP「第二次北九州市健康づくり推進プラン」より引用)

 

――高齢化社会を支えるために

 以上から、次の課題がみえました。

●北九州市は高齢化が全国でもずば抜けて進んでいる

●在宅生活を送るために必要な買い物が不便

●在宅生活を元気に生活する「健康寿命」が短い

 

 ということは、北九州市では現在の高齢者、これから高齢者となる市民が「いきいきと安心した生活を送る」ために、健康寿命の延ばせる環境・居場所づくりの整備と、在宅生活に必要な「お買い物」の課題を持続的に支援することが必要です。特に「お買い物」の課題については、新型コロナの重症化リスクがある高齢者へ配慮するためにも、「出張型(アウトリーチ型)」の販売車が定期的に商品を届ける。そんな仕組みを事業者が参入して持続できるような、「高齢者を支えるビジネス」で高齢化社会を無理なく支える社会を目指したいですね。

 そして、高齢化は単純に割合なので、多くの高齢者を支える「若者の流入・定住」も進めていくことが「北九州市にとっての明るい未来」では?

 もっと地域の方や事業者の方と意見を深めながら、協働する街にできるよう頑張ります!

 

 今後も「しがらみフリー」な立場で課題を正直に投稿していきますよ~

************************

ただ今、若い力で北九州市に明るい未来をつくる!ために行動中です

しがらみなく、政党関係なく、現代らしく政治も変えたいですよね~

共感・サポーターの方を大募集中です!

公式HPをチェック↓