休息の哲学　ダラダラという生き方の探求

ワイン勉強中　旅好き地方公務員の薫です。

現在、私は休職という特別な期間を経験しています。
日々の忙しさから一時的に離れ、自分自身と真剣に向き合う機会となっています。
この期間を通じて、自身との対話を深め、人生における本当に大切なものが何かを考えるようになりました。

休職を決意した当初は不安や迷いもありましたが、この休息が自分にとってどれほど必要だったかを理解するには、そう長くはかかりませんでした。
日々の仕事に追われる中で見失っていた自分の価値観や本音、心の健康を見つめ直すことができたのです。

自分と向き合うことで得た最も大切なことの一つは、自己受容の力で、「ダラダラしている自分」を許容することでした。
以前の私は、常に何かを成し遂げていなければならないという圧力を感じていました。
しかし、この休職期間が教えてくれたのは、時には何もしないこともまた、心と体に必要な充電の形であるということです。

ダラダラとした時間を過ごすことが、実は自分にとって非常に有意義であることに気づきました。
「決まった時間に起きなければいけない」「きちんとしなければいけない」「我慢して仕事に行かなくてはいけない」といった自身に対する厳しい判断を手放し、ダラダラしている時間を罪悪感なく受け入れることで、今、この瞬間に存在することの喜びを見出し、心に平和と満足感をもたらしてくれました。

ダラダラとした時間の価値を認めることで、私は自分のペースで生活することの重要性を認識しています。
休職期間が終わり日常生活に戻る時も、この教訓を忘れずに、自分の心と体が本当に必要とするものを優先するよう努めたいと思います。