乳癌の治療がゼローダになってから、高校の時の友達の事を思い出す。
彼女は、今はもうこの世にはいません。

彼女とは大の仲良しで、高校を出てから一緒に暮らしていました。
彼女は、酒好きで弱いくせに、飲めばいつもべろんべろんで、酒癖もあまり良くありませんでした。
一緒に暮らしている頃、私の家族とも仲良く、私の地元の友達とも仲良くしていました。
21歳位の時、彼女はかなり歳上の男性と結婚しました。
結婚してから、何度か会いましたが、彼女は株なんか初めて、新しい株仲間がいて私とは住む世界が変わっていました。
ある日、どうして彼女の株仲間と会ったのか、喋ったのか記憶があいまいなのですが、株仲間から、彼女ヤバイよ、日本酒に七味とうがらしを入れて飲んでるよ!やめた方がいいって言っても、入れないと酔わないんだもんって言ってたと、私といるときも何度かやっていたけど、ふざけてやっていると思ってました。

そのうち連絡もとらなくなり、元気でやってるかな?なんて時々思い出す位になっていました。

今から10年前、私が働いていたコンビニに、彼女を知っている人、もちろん私もこの人の事は知っていて、偶然私が働いていたコンビニに立ち寄って、衝撃な事を聞きました。
そういえば、彼女亡くなったんだよ。
もーびっくりして、何でですか?と聞いたら、肝臓ガンらしいよって、家に帰って昔のアドレス帳を見て、彼女の家に電話をしました。
電話に出たのは、旦那さんでした。
それから自宅に行って、亡くなった経緯を全部聞きました。
肝硬変から肝臓ガンになったと、何度も病院にいれたけど、何だかんだ言って退院し、一日中酒を飲んでいて、幻覚を見るようになり、近所を徘徊して何度も警察ざたになったようです。
家から出ないよう、外から鍵をした時は泣いてそんな事しないでと、頼んだできたときは、可哀相だと思ってやめたそうです。
お金を置かなければ、酒は買えない家にお金は一切置いてなかったのに、お酒を買って飲んでいていたみたいです。
最後の方は、旦那さんが仕事から帰ると、テーブルいっぱい飲みかけの缶があったと。
結局傷みを楽にしたくて、飲めば楽になると思ったのでしょう。
旦那さんが3日程家をあけた時、家に帰ったら亡くなっていたと聞きました。
傷み苦しみもがいた後が残っていたと…
旦那さんは自分を責めて泣いていました。
ごめんなさい、ごめんなさいと私に言っていました。
40歳を迎えて間もなく亡くなりました。
酒さえ飲まなければ生きていたのに…

しばらくお墓参りに行っていないので、私も色々あった事を報告しに、近いうちに行って来ようと思います。