前回の投稿から気付けば約5ヶ月!
母が他界してから、もう5ヶ月。
自分の事、家族の事、実家の事、父の事
本当に色々あった5ヶ月。
1番大きな事は、
バイオリンを弾かなくなった事。
心にポッカリ穴があいてしまって
母と一緒にやってきたバイオリンを
弾きたくなくなってしまったのです。
弾きたくない。
母は練習しない事にはうるさかったものの
やりたくないなら、辞めてしまいなさい
とよく言われてきました。
辞めても良い、と言われても
今は辞めたい、今はしたくないと
言えなかった。
言ってしまうと、
今だけでなくずっと辞めさせられる気がして
怒られそうで、怖かったから。
音楽専門の高校も大学も
音楽の道も自分で選んだのに
心の奥にはこんな気持ちがあったんだ、と。
弟達からバイオリンの時間だけは
母を一人占め出来るから続けていたのかな?
なんて。
母が他界して初めて言った「弾きたくない。」
自分の気持ちに初めて気付いて驚いた。
自分の言葉に驚いた。
この言葉を口に出した時に
「弾かなくても良いんじゃない?
他の好きな事や、やりたい事を
思いっきりやってみたら?」と。
笑顔でそう言われたら肩の力が抜けて
本当に楽になった。
そして、「怒られなかった。」とホッとした。
家の中を美しく整える事や料理にこだわる事。
ワクワクが止まらないし、楽しい日々。
寝たい時は思いっきり大の字になって寝る。
そんな事をずっと続けていて、
ある日バイオリンを久々に弾いたら
全く弾けない。下手くそ過ぎて大笑い。
大笑いしたら「また弾きたい」と思えた。
バイオリンが好きとか嫌いなんてものではく
私にとって当たり前の存在だったんだと。
親や夫、子供達の存在と同じ。
好き嫌いではなく、居て当たり前の存在。
私、バイオリンに感情をぶつけていたんだなと。
子供の頃の母に対してや
結婚してからの夫に対しての様に
何があっで居なくならないって
心底思えているから安心して当たっていたんだと。
気付くまで待っていてくれた事に
嬉しさと申し訳なさでいっぱいに。
これもまた、親や夫、仲間達と同じ。
人生が長いのって、やり直しが出来る為かも。
新しい選択、新しい目的地を何度でも
設定出来る様になっているのかも。
今は毎日、音階だけ。
ポジション移動がスムーズに出来ないので
一からやり直し。
コツコツが楽しい、素直に楽しい♡
夫にアドバイスを貰ってコツコツ。
新庄選手の様に!私も!