数日前から
脚に違和感があった。
時間が経てば
きっと治るだろう
そんなふうに
軽く考えていたのだけれど
一向に楽にならない。
むしろ、階段を降りる度
脚にズンと
響く感じがした。
脚を引きずって
ゆっくり歩く。
明日は
足並みを揃えなければならない
大事な日なのに。
落ち着いて
痛みの原因を探ってみる。
足の甲
中心の骨の辺り
押してみるとズンとくる。
まずは
メディカルアロマを
自分に処方して
カイロを貼り付けた。
特に何かをした訳でないのに
急にどうしたんだろうと考えて
あることに思い当たる。
特にとか急にとかは
あまり存在したりしない。
大体が積み重なったてきたもの
それが要因となる。
突き詰めたら
今までの
わたしの歩き方にあった。
つまりは
歩み方
なんだろうな。
何度か試しつつ
中断してしまった
浮き指矯正の靴下を
クローゼットの中から取り出した。
この靴下を履いて歩くと
地面にしっかりと着地できて
一歩一歩が力強くなる。
歩き方は癖みたいになっていて
地面を踏みしめる前に
前へ前へ出ようとするから
何もないところで
よくつまずいていた。
地に足が着いていなかった証拠。
同時に目に入ったのは
「＜からだ＞の声を聞きなさい」という
過去に読んだ
本のタイトル。
そうね。と感じる。
気づいて
意識し始めたら
ずいぶん楽になってきた。
今日から
歩み方を軌道修正。
一歩一歩
地面をしっかり感じて
一段一段
階段を登っている。
