正直、人工呼吸器なんて別世界の話、だと思ってたし、まさか自分の父親がそんなことになるなんて、想定すらしてなかった。
おばー乗せて、無言で家まで車はしらせる。
無言じゃなかったかも。
何話してたか、どんな景色みえたか、まったく思い出せない。
家帰ってきて、ソファーに腰掛ける。
「なんでこんなことになったんだろ。」
先生、治療のための人工呼吸器とは言ったけど。
最悪の事態しか思いつかない。
「おじー、こっそり甘いもの食べたり、小銭くすねたり悪いことしてたけど、コロナに殺されるほど悪いことしてない。」
やっぱ、早くおじーに会いたいよ。
だめだ。
涙が止まらない。
すごくお父さんっ子だった、子供の頃の自分を思い出す。


乾燥肌におすすめ