孵卵器(リトルママ)の操作方法とトラブルシューティング

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  • 操作方法

強制転卵

運転時にOKのボタンを5秒間以上長押し

 

温度設定(初期値で問題ない為さわらない方が良い)

SELボタンを5秒長押し、バージョン(RUXX)表示中2秒以内にOKボタンを3回押す。すると現在の設定温度が表示されるので、

OKボタンで0.1℃単位で上がる。

SELボタンで0.1℃単位で下がる。

任意の温度になったら、8秒待つと画面が戻り設定完了

 

全設定のリセット(上の温度設定も工場出荷設定に戻る)

SELとOKボタンを同時に長押し

  • トラブルシューティング

【うずら転卵不良】

リトルママは本来鶏サイズの卵3個用なのだが、ウズラサイズの卵7個にもアダプタで対応する。ただし、このアダプタが曲者で、繰り返し使っているうちに転卵しなくなる場合があるのだ。

原因は単純で、本体からの転卵動作を伝えるためにあるアダプタ裏面の茶色い「ころ」と(アダプタ⇔卵の接触面となる)黄色のプラスチック板間がグリップを失い滑ってしまい、結果として黄色の板が左右に充分移動しなくなり転卵不全が起こるのである。

 

こうなってしまうと、中止卵が頻発し孵卵器が腐乱器と化す。卵の腐敗臭は相当なもので、いちど本体に臭いがついてしまうと分解して水洗い(非推奨・壊れても責任は負いかねる)でもしない限りなかなか取れない。検卵の度に窓から投げ捨ててしまいたくなる衝動に駆られることのないようにするため、全国のウズラー達に転卵機能が正常であるか今一度確認を呼び掛けたい。

 

話が逸れたが、この滑りを抑えるためには、「ころ」と「板」の摩擦を大きくしてやればよい。具体的には・・・

①黄色い板と「ころ」の接触面に両面テープを用意して貼る。ただし、画像の太さでは両面テープの接着力が強すぎるため「ころ」がテープにくっついて回転しなくなってしまい、逆効果だった。ほんの少し摩擦力が高くなればいいだけなので、両面テープは縦幅を1mm程度まで細くした方が良い。

 

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②「ころ」に輪ゴムを巻く。輪ゴムは、小さければ小さいほど良い。大きいものだと何重にも巻くことになり、「ころ」の厚みが増してアダプタの座りが不安定になる。

 

※新品の状態ならば、テープを貼った部分にうっすらと滑り止めの糊のようなものが塗ってあるため問題ないのだが、使用に伴いどんどん剥げていくので中古品を買われた方は注意されたい。

なお、機械的に全く動かない場合はモーターの故障→要修理、動作音だけするが動かない場合は歯車の噛みがズレている等が考えられる。

 

ここから先は本体の分解が必要になりますが、分解するとメーカー保証が消失します。作業は全て自己責任で行ってください。

 

【送風ファンが不動、あるいは爆音】

ファンを付け替える(画像はファン交換後のもの)

爆音の場合はファンの固定状態が悪いだけかもしれないのでまず先に確認されたい。

送風ファン自体はパソコンパーツの4cmファン(2pin)なので、これを付け替えることで改善する。なお、4cmファンは3pinのものと2pinのものが存在するので間違わないこと。

私が交換した時の話だが、買ってきたファンの4隅にある穴が小さすぎて定位置に固定できなかったので、細い棒ヤスリで穴を削り、広げる必要があった。本体につなぐコネクタ部分も同様に、本体側のコネクタの形状と干渉する出っ張りがありうまく差し込めなかったので、ファン側のコネクタを少々削る加工が必要だった。

 

その他、トラブルに遭い次第追加予定