大阪の業者、高齢者狙う--貯金証書見て契約重ね
◇悪質リフォーム
29日明らかになった、大阪府堺市内の80歳女性宅への悪質リフォーム。
明確な認知症と診断されていない高齢者は、独りで生活できるという意識も強く
「自分がだまされた」と認めたくはない。こうした“自尊心”にもつけ込み、契約上、
警察が手を出しにくい弱者に悪質業者の矛先が向けられる。【遠藤哲也、亀田早苗】
被害に遭った女性は、業者に貯金証書などを見せていたのを近所の人が見ていた。
親族は「お金があるのを確かめたうえ、次の工事契約をさせたのでは」という。
女性は雑談はするものの、工事に関しては親族にも「もう忘れた」と語ろうとしない。
親族は「何か脅されて怖い目に遭ったのか。以前からもの忘れがひどかったが工事以来、
状態が悪くなったようだ」と心配する。
◇判断・記憶力落ち、業者がつけ込み
大阪市消費者センターによると、昨年度のリフォーム関連相談で、契約者が60歳以上は
全体265件のうち、親族ら本人以外から寄せられているのは94件で35%なのに対し、
70歳以上に限ると163件中78件で48%に上る。
同センターは、「契約に関して、高齢者がどこまで理解できていたかの判断は非常に難しい。
普通に話したり、身の回りのことはできても、契約などになると、
判断力や記憶力が極端に低い人も多い。
そこを業者につけ込まれる」と周囲のケアの必要性を指摘する。
◇請求「0が一つ多い」
「これは0が一つ多い。初めからだましにかかっているとしか思えない」
1級建築士で「欠陥住宅全国ネット」の木津田秀雄さんは、大阪市内の
水道工事会社の“リフォーム”の請求内容と工事の写真を照らし合わせ、まゆをひそめた。
計1000万円の請求書には端数がない。ご丁寧に「消費税値引き」とある。
用語の間違いも多く、本来は床を支える横木を指す「根太(ねだ)」を、
天井や壁にまで入れたことになっている。また、家具類移動、廃材処理、意味不明の
「衛生費」「諸経費」分などで計56万円にも。
ずさん工事が指摘される台所床下には、換気扇が2個。6畳ほどの台所には1個で十分という。
通常は既存の通風口に付けるが、乱暴に穴が開けられている。
悪質工事が詐欺で摘発される事例がある一方、泣き寝入りの例も少なくない。
同ネット事務局長の岩城穣弁護士は「(工事内容と請求の落差から)
仮に法人が解散していたとしても、経営者個人の責任は問える。
民法上、暴利行為にあたれば公序良俗違反で契約無効となるケースもある」という。
毎日新聞 2005年5月30日 大阪朝刊
ちょっと気になる記事だったんで。。。
良心的な工事業者を見付けるのは大変なんですかね・・・
全然建築のことわかってない業者が悪意を持ってやってるんでしょうね。
物を作るって楽しいのに・・・
素敵な建築屋さんに出会えなかった・・・残念!!
