行ってきました今再びの校正イベント「大西寿男さんと愉快な校正仲間たちトークショー全2回」!んー、多少タイトルが違うかもしんない(ぜんぜん違うがな)


1回目は西荻窪のイベントスペースにて、大西さんと奥田さんという文芸校正スペシャリストのトーク。実はお二人とは知り合いなんである。めずらしくアウェイじゃないイベント。ふふふ。


大西さんは校正業界の有名人で、本を出版したり大学で教えたり講演したりと大活躍の文芸校正者。対する奥田泰正さんは、大西さんとお仕事上関わりがあり、大西さんがすごく信頼を置いているベテラン(といっても私より若いよな。゚(゚´ω`゚)゚。)の文芸校正者。なんとこの日が登壇デビューだ。


さあ、やな予感しかしませんよ。だって2人は文芸校正者。紙と対話するのがお仕事(しかも心でな)。


対話は成り立つのか⁉︎  


結果はま、まあまあかな上から目線


大西さんは先生もしてるし講演もしてるんだから話し慣れしてるんじゃないかと思いきや、普段と変わらずジックリ考えゆっくり言葉を選びながら話を進めていく。それに奥田さんが、さらにジックリ考えながら考察を加えていく。間(ま)が、間が多いぞ。うっかり客席のワシがマイク持ってペラペラ喋りだす始末だ。邪魔してすみませんでした。


でも話してる内容は、文芸校正に憧れる私にはとても聞きごたえのあるものだった。お二人の大事にしていること、気をつけていることは、それぞれ少しずつ違っている。大西さんが言うことに「なるほど」と思っていると、奥田さんが(ジックリ考えてから。これ大事)自分はこうと話しだす。それはそれで、ちゃんと納得できることだった。みんなそれぞれの感性で校正をしているんだな、と思う。それでいいのかな、とも思う。難しい。


そこに別業界からの刺客(ただのお客さんです)が鋭く質問を投げかけるが、大西さんはふんわり受け止め、奥田さんは意外(失礼!)とピシッと意見を返して、おおっ!とかなったりして、ハラハラドキドキの第1回であった。


2回目は、個人的におなじみ下北沢はB&Bにて。こちらはふつーにアウェイ感たっぷりの公式イベントだ。


今回の登壇は、お二人に加えて、校正業界のニューヒロイン牟田都子さんと貴重な正社員校正者(この業界はフリーばっかりなのだ)寺田恵理さん。


女性陣、話し上手。(^∇^)よかったよかった。奥田さんも前回に比べたら笑顔も出てるし。でもみんな壇上で「緊張する」ってボヤいてる。早く慣れていっぱいイベントやってくださいな。


トークは主に校正業界の現状と仕事の大変さなんかについて。一冊をどのくらいの時間で、どんな環境で仕事をするのか。いよいよ切羽詰まるとどんな修羅場になるのか。


ほ、ほうたたたた大変ですなー。しかし人が苦労している話はなんて楽しいのか地獄に落ちるタイプ


さて今回もちょっとした刺客がいた。効率の面から見て無駄な作業が多くないか、とほぼ否定的。たしかに文芸校正の世界は、話だけ聞いてると浮世離れしているというか自己満足じゃないの?って思われる部分があるかもしれない。でも、一見無駄な作業が実は必要なことなのだと、時間が勝負の世界にいる人にはわかりにくいだろうな。それは機械にはできないことだろうし。そのへんの理解を、こういうイベントを通して広めてほしいな、と思う。謎の業界から脱却せねば。むしろ機械に淘汰されるのは私ら商業校正だぜ。きゃー失業問題!


2回を通して思ったこと。

・校正をまったく知らない人が来てるので、用語の説明が必要では?いきなり「外校」だ「校了」だと言われてもわかるまい。ヘタしたら「ゲラ」だってわかんないぞ

・苦労話ばかりだとツライ。たしかにシンドイ仕事というのは首が吹き飛ぶ勢いでうなずくけども、でもやりがい的なものを盛り込んでほしい気もする。私は校正好きだもん。


以上、現場からお送りしました!すいません嘘つきやした!