
全体説明が終わってグループに分かれたら、
まず説明をうけたのが、
レーザー光線を使って雲や高高度の物体を観測するライダーという機械。

高出力なので安全のため垂直方向にのみ照射するそうです。
そういえば、以前鈴鹿から帰る国道でレーザー光線が山の向こうから
まっすぐあがっていたのをみたのですが、ここだったのですね。
PM2.5の観測とか、スペースデブリの観測なども行っているそうです。

この機械は小出力なので、紙をかざしても安全なんだとか。
窓の外の斜め前方にある上空の雲について高度などの数字がでていました。
つぎに、MUレーダーの観測室に移動。
窓の外にアンテナ群が広がります。

データ処理装置、制御機器がならぶ部屋。

前面にならんでいるのは、1984年の完成時のもの。
当時はものすごく場所をとりました。
今は机の横にあるコンピューターでできちゃうそうです。

ちなみにこの部屋は、年間を通じて20度に設定。
冬暑くて夏寒いという、人間には超やさしくない部屋だそうです。
機械が主役ですからね。

そういえば、フライトシミュレータを見学したときも、
パイロットさんや技術者さんが、
年間を通じてクーラーをフル回転って言っていましたっけ。
人間よりも機械を冷やすとかなんとか・・・思い出しました。
この部屋に、メーカーからの技術者さんが詰めているそうです。
ちなみに、M菱電機社製です。
さすが、M菱、儲からない仕事していますね~(笑)

共用施設として研究者に開放されているレーダーですが、
昨年にIEEEという国際機関のマイルストーンに認定されました。
日本では富士山レーダーや東海道新幹線などが認定されているそうです。

それでは、交代で、MUレーダーのそばに降りていきます。

日本人らしい緻密さで、
アンテナの上端が一定の高さになるようにぴったりとそろえてあるそうです。
大雨で水がたまると困るので凸レンズのように真ん中が高くなっており、
このコンクリ台の高さが少しずつ違っているのです。
それで旧式ながら30年以上現役で精密な観測ができるのだそう。

壮観。

アンプの実物が展示してありました。
なんか前世紀の遺物ですね。
トランジスタと抵抗がびっしりで、
いまどきの回路とはエライ違いです。

製造年月1983年が泣かせます。
こつこつと修理し、修理して使用されています。


実は身内がM菱電機の技術者だったので、
その頃と今の制服(作業服)も変わってなくて、
なつかしくて感涙ものでした。


送受信機械室にびっしりとならんだ機械。
なんと空冷だそうで・・・強制的に空気を抜く大きなダクトが目だっていました。
ここで、先生に質問をしました。
「高出力の電波をだして、上空を飛ぶ飛行機に影響はないのですか?」
お答えは、
「飛行機は雷が落ちても平気です。まったく影響ありません。
反対にこっちの観測数値には大きな影響があります。
最近はネットで上空を飛んでくる飛行機がわかるので
(フライトレーダーのこと?)、
なんとか影響を除外させるプログラムを開発中です。」
とのことでした(笑)

最後に観測気球の実演がありました。
大きな風船、素材は天然ゴム。
当然、日本製がいちばん品質がよくて
世界的なシェアもダントツだとか。

モニターもスタンバイOKです。

そういえば、南大東島で全自動発射を見学したっけな。

こちらは手動です。
カウントダウンして風船を発射しました。
こうして見学ツアーは終了。
このあと、またバスで信楽駅まで移動したあと、
高原鉄道とJRを乗り継いで帰宅しました。
今年はまだまだ申込みしてあります。
いろいろと楽しみです。
おわり。
秋です。
京大ウィークスが今年も始まりました。
まず最初に申し込んだのが、
生存圏研究所の信楽MUレーダー見学ツアーです。
行楽日和となった3連休の初日に信楽までいってきました。

まずは京都駅からスタートです。
自動車で行こうかとも考えたのですが、
一人だし、おりしも信楽は陶器まつりの真っ最中なので
電車でいくことにした次第です。

まずは東海道本線(びわこ線)で草津まで行きます。
長距離線の0番ホームは旅行者でにぎわっています。
スーパーはくとのあとに来るサンダーバードで
北陸方面へいく外人さんの団体さんが多数でした。

草津駅に到着しました。
つぎは草津線に乗り換えます。
じつは草津線に乗るのも初めてだったりします。
ボックス席の隣とその前に座った2人組がやかましくて
車内放送が聞き取れずに閉口。
しかも、その内容がJRで乗り過ごした話とか乗り間違えて迷った話とか・・・
あんたたち、周囲の状況を自分の目と耳で情報収集せんと
そんな話しばっかりしてるから間違えるんやで~と突っ込んでやろうかと
思いました。

草津から約25分で貴生川に到着しました。
意外と近かったです。
このあたりはゴルフ場銀座で、とても遠くにあるイメージでした。
このあとは信楽高原鉄道に乗り換えです。

ホームがかわって信楽高原鉄道信楽行きに乗ります。
こちらはまだICカードに対応していません。
貴生川駅構内で改札を出ずに乗り換えするので、
ICだとホームにある機械にタッチしておかないと
あとで痛い目にあいます。
ごっとんごっとんとディーゼルカーに揺られること
30分たらず、終点の信楽駅に到着しました。

よくテレビでみる光景ですが、おおきな狸さんが迎えてくれます。

さっそく駅の周辺を取材します。

1時間に一本しかありません。
これは、帰り乗り遅れたらたいへんですね。

この日は信楽陶器まつりが開催されているので、
乗降客がけっこう多かったです。
列車はすぐに折り返し発車していきました。

べたですが、ニンジャとたぬきの塗装の汽車でした。

さて、予定より1本はやい汽車できましたので
集合時間までは周辺をぶらぶらします。

役場周辺の駐車場では、
信楽焼の即売場ができていました。
食器や雑器のお買い得品が並んでいて、
品定めする人でにぎわっていました。

そろそろ集合時刻です。
駅前に小さな観光バスが2台やってきました。

バスに乗り込みます。
なんで小さなバス2台??と思ったのですが、
このあと、くねくねと車一台がやっとの山道を走るので、
これでも精一杯の大きさなのでした。

こんな看板が観測所の入り口です。
ガードマンさんが立って交通整理していました。

到着後はすぐに建物内の会議室にはいって説明が始まりました。

MUレーダーというのは、
直径103メートル(甲子園とほぼ同じ大きさだそうです)の
テレビアンテナでおなじみの八木アンテナ475基の集合体で、
中層と高層の大気観測を行うレーダーなのです。

おおまかな解説が終わったあとは、
グループに分かれて施設内の見学が始まります。
つづく