高校卒業以来、ずっと会っていなかった親友に会った

それぞれ別の大学に進学したから、だんだんと疎遠になっていたけど

年に一回の年賀状だけはいつも滞りなく送りあっていた

今年も実家のほうに送ってくれたんだけど

私は出せずにいたから失礼だとは思ったけど

メールで挨拶したら返信してくれて会うことになった


ほぼ10年ぐらい全くご無沙汰だったから

お互いの生活にどんな変化があったのか

詳しいことはほとんど知らなかったけど

メールでのノリは昔と何も変わってなかった

私の『今』を少しだけ語ってあとは会ってからねということにした


彼女の職場があるいう四ッ谷の駅で待ち合わせ


待ち合わせより20分ぐらい早く着いた

四ッ谷なんて初めて来たから、歩き回っても迷子になるだけだから

かな~り寒かったけど外で待ちぼうけ…


ほぼ時間ぴったりに彼女から声をかけられたんだけど

私の頭の中では、学生時代の彼女のまま止まっていたから

全く想像もしていなかった彼女の姿に

思わず名前を尋ねてしまった・・・


顔が違う?別人??

頭の中にいた女性とは似ても似つかない容姿に驚いた


うちの高校は女子校というのもあるけど

結構、厳しかったし吹奏楽をやっていたから

その伝統みたいなものがあって、とても洗練されているとは言えない

いわゆるダサい部類に属していたけど

目の前の彼女はモデルかと思うぐらい綺麗で

高価なブランド物を身につけた素敵な女性になっていた


私があまりにも驚いた顔をしていたからか

実はね、と躊躇なく事の顛末を話し始めた


大学生の時に付き合っていた年上の彼氏に勧められるままに

顔のほとんどのパーツを整形したことを・・・


別に整形が悪いことだなんて思わない


整形したことで前向きになれたり、自分に自信が持てるようになれたのだとしたら

それはそれでいいんじゃないかと思う

ただ何も知らなかったから、心の準備ができてなかっただけ・・・


彼女自身、整形したことですごくプラスになったこともあるけど

昔の友だちには会いづらくなったそうだ


私にも何度も会おうとしたけど勇気がなかったって・・・

こんな時にかける言葉が出ないことに少しだけイラついた


場所を移動して夕飯を食べながら、

お互いの10年間のことを話した


最初はその見慣れない顔に戸惑いもあったけど

1時間も話せば、学生時代の二人に戻っていた


筆読にも慣れた頃、10時を回っていることに気づいて

次回の約束をして別れた


でも彼女自身の中身は1ミリも昔と変わっていなかった

優しくて穏やかで大好きだったあの頃のままだった

それが何よりも嬉しかった

外見なんかどうでもいい

同性の私には何も関係ない



これからはもっと仲良くしていこう

あの頃のように・・・


今、お付き合いしている人にはまだ整形の話しは出来ないらしい

同じ会社の別の課の人らしいんだけど

彼女もいいなと思っていた人からお付き合いを申し込まれて

付き合い始めてどんどん好きになって

彼にはいつも笑顔がかわいい、今の表情がとても綺麗だと

会うたびに顔を褒めるし、この顔を好きだって言われてなかなか言い出せないと・・・


なんか切ないね…


男の人って後から知ったらどう思うんだろう