可もなく不可もない娘だが、私からしてみたら可愛くて仕方がない。

運動能力が飛び抜けてよいわけでもなく、頭が天才的に良いわけでもなく、音楽、芸術的センスも普通だ。

1日の大半をプリキュアごっこに費やしている。

ただ、真似や聞き取り能力と記憶力が良いのは確かだと最近思う。

保育園でこの一年で覚えてきたお歌は私が知るだけで20曲から30曲なのだが、いつも保育園の帰り披露してくれる。

それらの曲を昨日いきなり「ドファドファドファソソソソ~、ドレミドレミファ~、、、」全曲音階で歌い出した。

全部音階合ってる。

まだピアノも何も全く教えていないのに不思議だ。

「何でドレミで歌うの?」と聞いたら、

「え?分かんない。聴こえてくるから。」

身近に音楽があるからかなぁ?

家で歌う歌は前からドレミの音階で歌ったりしていたが、それは楽譜にドレミが書いてあるからと思っていたがどうやら聞いて変換していたようだ。

聴き取り能力だけは本当に感心する。

日本語や英語の聞き取り能力も高い。

羨ましい。

最近私には真似出来ない発音で英語も話している。日常生活の会話のフレーズは500から1000くらいは話している。日本語はその10倍は話しているが。

単語数はもう何千と発音しているから分からない。

日本語と英語の比較も楽しいみたいだ。

「ブルー、ノッノッ、blue。レッド、ノッノッ、red。ホワイト、ノッノッ、、、。」

日本人の発音と比べて、違う違う、こう聞こえてるよと発音し直してここが違うと教えてくれる。

「ブルーとかグリーンとかパープルとかは日本語だよね。同じ言葉だけど言い方が違うよね。」と指摘される。

英語の歌も30曲ほど気が向いた時に歌っている。ドレミの歌やトトロなど。

あと能力が高いのは、

スーパーで買い物していたら、

私「あ、今日ブリ高い、、、。」

娘「今回は諦めよ、次回があるよ。サケも美味しいよ?」

朝窓を開けたら、

私「今日は寒そうだなぁ。」

娘「もうすぐ4月だし春だけどね、そういう日もあるよ。コートしまっておかなくて良かったね。」

いつもでもどんな時でも、的確なアドバイスと前向きコメント。

あとは危機管理能力が高いのが一番助かる。

「鍵閉めた?確認した?ガスは?コタツ消した?電気は?図書館の返す本持った?スーパーに持っていくペットボトルは?」

娘の確認で、

「あ、忘れてた、ごめんごめん。」

娘「お母さんは仕方がないなぁ。でも今分かっておいて良かったね。」

私「うん。ありがとうね。」ちょっとショボン。

一日中注意されてる私って、、、。

危機管理能力に関して娘の私への信用度、ゼロ。




「お母さん、今日気づいたことがあるよ。」

気づいたか。何をだろう。

「地球って太陽の周りをまわっているんだね。ずっとまゆは太陽が地球の周りをまわっていると思っていたよ。」

やっぱり人って自分が中心だから太陽や星が地球の周りをまわっていると思うのだなぁ。

「ガリレオって人はそこに気づいたんだね。」

そうだね。当時は迫害されたし、その家族も迷惑しただろうね。

正しいことが、生きるのに正しいわけではない。

それでも地球はまわっいるとガリレオは言ったが、心の中で思っていたらいい時代だったのだろう。

正しいものは正しいかもしれないが、人というものは正しいから正しいとはならないことに気づく人になった方が生きやすい。

だが、信念は曲げるな。

アメリカに服従したフリをして信念を曲げなければよいと個人的に思う。

母は絶対ではない。

娘が感じ、考え、思ったことが全てだよ。


娘は本から色んなことを感じているようだ。

「この地面の下は地球で、今も動いていないようにみえるけど動いているんだもんね。」

そこまで考えられるようになったか。

娘なりに知識を得て、色々考えたいみたいだ。

「今日の空は気持ちいいね、雲がクマに見えるよ!あぁ風が気持ちいいね。顔に風があたると目を閉じてしまうわ。」

一日中しゃべってる。

思ったことはすぐに言葉に出す娘。

自分が感じたことが全てだよ。

私も幼稚園や保育園の記憶が鮮明だ。

この時を忘れたくないってよく思った。

今でも保育園のクラスの子の名前を言える。

このガードレールに手を触れて白くなる感覚を忘れたくないなぁ、とか。

この時は一瞬だから忘れないように生きようって小学生の時思った。

夢を操りたいなぁとか。

父や母の知識のなさに失望したこともあった。図書館の本を全て読み終わり喪失した。

「お母さん、神様ってこわいね。」

「何で?神様はママは怖くないよ。生きるも死ぬも神様が決めるけど、守ってもくれる。神様は自分の中に必ずいるから。神様は自分だから。あれ?そう考えると怖く感じるけど、やっぱり神様は怖くないよ。」

「神様は守ってくれるのかぁ。じゃあこわくないね。」

人間って何故神様を作りたがるんだろう。

腑に落ちないところを神様に置きかえるのかな。

納得出来ないものは神様。

理不尽も神様。


私の小学生時代は生と死をずっと考えていた。

そして創造の世界を。

ドイツという国はあるかもしれないが、見たこともないし、私の頭の中だけにあるのかなって。

見えるものが全てだし、それで視野が狭いなど浅はかだなって。

狭くても深ければ深いほど広く感じた。

ピアノやフルートに無限を感じた。

今言語に無限を感じる。

やっぱり人に生まれて良かった。

最近母親に感謝する。

母は私に恐怖を与えたし、生きる術も与えなかったが、私に生命を与えたのは事実だ。

母のエゴでうまれたが、今娘と幸せを感じている。

窮屈だった時を過ぎ、今やっと生きることに誠実になれている。

感じたままに生き、感じたままに過ごし、感じたままにまた生きるのが生命だと思う。