百聞は一見に如かず。

ということで足で物件探し。

教習所が終わると自転車で物件探し。

ネットだといまいち雰囲気つかめないし。

保育園変えたくないけど、そうはいってられない。

しかし、仕事もしていなくて引っ越ししちゃって私大丈夫かな…。


しかし家出ないと命が危ない。

もう限界。休息したい。

娘保育園には行きたくなくて玄関で「嫌。」と言う。

保育園に行かない日はあっさり玄関出るくせに。

保育園カバンを持つと保育園の日と分かっているらしい。

「嫌なの?○○の好きな先生と遊ばないの?今日はおやつマドレーヌらしいよ?」

と言うと、

「行こか。」と言う。

娘って単純。

娘が「嫌、嫌。」言うとニヤニヤしてしまう私。

可愛すぎる。

Sなのかな私。

「そーかそーか、○○は嫌嫌言うのー!そんな子はぎゅーっしちゃうよ!ぎゅーっ!好き好きチュッチュッ!」

とバックドロップ?しながら親バカ全開でぎゅうしまくると、

アハハハハハー!!!

とママ馬鹿でしゅという顔をする娘。

馬鹿親子。
 



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珍しく娘が夜泣き。

しばらく私は気づかず寝ていたらしい。

「○×▲☆△…!!!」

何?寝ぼけている私。

ドアの方を見ると何か叫んで文句を言っている母。

「本当にダメな母親!可哀想に!」

というようなことをひたすら何か言っている。

あまり頭に入ってこない。

静かにしばらく叫び続ける母の声を聞く。

母の動く口だけ目に入る。

何でこうなっちゃったんだろうなぁと泣いている娘を抱きしめながらぼーっとする。

母は出て行った。

娘の首を絞めて私も一緒にいなくなろうかと朝方まで思いながらいつの間にか眠っていた。

今日も教習所だ。

何も深く考えてはもうどうしようもなくなってしまう。

何も考えるな。

目の前のことを今はしっかりすれば良い。






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今日の予定は盛りだくさん。

まずはハローワークに娘と一緒に職業訓練の申し込みに。

まず求職証明書に記入。

職業訓練はパソコン教室に決めて申し込みしようとしたら、世帯の収入が25万以上だと支給されないと説明される。

世帯別でも一緒に暮らしていると要件を満たさないと言われハローワークを後にする。

フラフラ歩く。

どうしよう…。

支給をアテに計画していたのに…。

どうしようどうしようしか頭にない。

あの母とまだずっと側にいることは耐えられない。

とりあえず市役所に川沿いを歩く。

市営住宅の申し込みと児童手当の現況届けを提出する為。

ふと不動産屋が目につく。

地元ではなかなかの老舗。

穏やかな川沿いの中優しい雰囲気の不動産屋さんだ。

ふらっと入る。

どうぞお座りになってとお茶と娘のオレンジジュースを出してもらう。

Youのような40代半ばの女性。

暑い中フラフラ歩いていたからありがたい。

「どのような物件をお探しですか?」

「子どもと二人で住める所を探しています。」

「そうですか。ではそんなに広くない所ですか?」

「…。あの、私今現在仕事をしていませんで、それでも借りれますか?」

「大丈夫ですよ。預貯金を見させてもらうことになりますが。」

そうなんだ!

私は何も考えずにここに入ってきてしまったことを詫びる。

そして自分でも何故そんな言葉が出たのか分からないが、

「ここで私が働くってできますか?」

女性は驚かずに、

「出来ますよ。」

「就業時間をお聞きしたいのですが。」

「8時から19時です。」

「パートでは無理ですか?」

「営業でやってほしいですね。」

「そうですか。娘がまだ1歳なので…。」

「名刺を渡しておきますね。連絡先教えてもらえませんか。もしフルタイムでやる気があればまたおっしゃって下さい。」

「分かりました。ありがとうございます。物件を見にきたのにこのような話をしてしまって。でも物件も参考になりました。勝手なことを言いましてすみません。お時間も取っていただきありがとうございました。」

不動産屋を後にして市役所へ。

市営住宅の倍率は今現在で60倍!

絶望的…。

書類を提出し、市役所の外に出て反対の道を見ると弁護士が。

向こうも気付く。

六車線だから距離がある。

信号は赤で見つめ合うがお互い無表情だ。

この人とはこうやって会ってしまうのだなぁ。

きびすを返し背を向けて歩く。

私はきっと大丈夫。




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