「翁瀬戸内海舟縦断物語」
今は昔あるところに、五十を超えし初老の翁ありける。 ある夜、その翁の枕元に金色の光を放つ椅子の精がうちいで 、「瀬戸内海の女木島へ行け。」との告げありき。
さて翁、あまたの菓子パンとカロリーメイトと水を船に積み瀬戸内海にいづ。
そこには強力なる潮流にカヤックは流され、航路には油送船(タンカー)や大型渡し舟(フェリー)などの大型船に追ひ回されき。
その後、何故かモアイ像に遭遇し、てんとふ虫に行合ひ、高松市内の涼しげなる夜景に感激しせりとやうやうたどり女木島にたどり着きき。
そこの村人が申しするに、山の山頂にの洞窟に「鬼出没す。」とのなり。さっそくに洞窟に入場料の六百円払ひ洞窟のパンフをもらひ洞窟にはあり。
翁、洞窟にて数々の鬼に遭遇し、芸能人のYOU似の捕られの姫も見つく。みすぼらしい張りぼてのボス鬼にも遭遇す。
その洞窟は、昭和を絵に描かいた如き施設なりき。
かくて、翁、写真機にて鬼どもとインスタ映ゆる鬼のふぉとくらふぁーを撮りに撮りきとぞー。
めでたし、めでたし、
という事で瀬戸内海カヤック縦断はできた。
瀬戸内海は潮の流れが早く、大型船がバシバシ通る航路が多数あるので、結構大変だったがテント張れる場所が無数に点在するのでテント張れる場所が少なく数ヶ所しかない三浦半島より気分が楽だった。
しかし、その後の予定の有明海横断や伊勢湾横断は天候や海の状況(波た風速)がなかなか安定せず悪く遠征期間内で決行できず帰ってきちゃいましたので、来期に持ち越しとなりました。
今年は、三浦半島1周と瀬戸内縦断のみしかできなかった。その他の知床半島や男鹿半島1周などもう何年も持ち越しになってしまっているので、来期こそ必ずやりとげたい。