My name is Benny -13ページ目

My name is Benny

しがない暇潰し

尻のデキモノが疼いていたが、単なるオデキだと思い放っておいた。
先月の末頃から全身の倦怠感を感じるようになり、動悸息切れがし、変な汗をかいたり、全然眠れずと、あからさまに不調が増してった。
不摂生が祟ってるせいだと思ってタバコも酒も減らしたが、なかなか快調しないんで、今週に入ってから病院へ行った。
検診で症状を説明し、心電図をとったが異常無し。
自律神経がイカれてるねと睡眠薬を処方された。
デキモノはいつの間にかうずらの卵より大きくなっていて、医者に触診して貰ったら、抗生物質を処方された。
本来であれば即座に切開を施して血膿を取り出すらしいが、俺のは悪化し過ぎてすぐには施術出来ないって事で、その日は処方箋だけ持って帰った。
どんなもんかと飲んでみた。
胸焼けするんで食事も抜いていて、食後の飲み物を空腹にぶち込んだら、体が熱くなり、目元は妙に痒くなり、頭がクラクラした。
完全にキマって、体の怠いのが少し抜けた気がした。
すげぇ効き目を感じた。
夜になって、さすがに何か腹に入れてからデパスを飲んだら、体の疼きがなくなり、鼓動も落ち着いた。
そんなこんなで昨夜は久々に眠れた。
そしたら夢を見た。
幼馴染みと二人で飲んでてホテルに行くのか行かないのかと悶着してた。
結局行かないで、今度は場面が変わって真っ昼間に大地震に襲われ、仲の良い友達の家が何故か避難場所になってて、そこで大盛りのカレーを食うという無茶苦茶な夢だった。
何しろ印象的だったのは、俺の親父も奴の親父も元気そうに散らかったもんを片付けてる姿が見えた。
俺のも奴のも大病で、今は全然そんなんじゃないから、それがやけに切なかった。
何だかずっとイライラしていたけど、そんな寝起きはやけにスッキリしていた。
俺は厭世観にドップリだから、自分の人生が何となく終盤にきてると思い込んでる節もあった。
そんな俺なのに、まだ俺を何とか楽しませようと脳ミソが働いてるんだと思った。
まだ何かあんのか。
もしかしたら今際に壮大なオチでもあんのかなんて惚けながら、とりあえずボチボチ今日からまた生き始めた。