
DJバトルへの道 【完結編】
前回のvol.3では、初めてソロで出場するDJバトル「J-SPOTグランプリ2024」への準備過程を綴りました。
今回は、J-SPOT当日の振り返りを書いていこうと思います!
ようやくDJバトル編がこれにて完結!
毎度の長文ですが、最後まで読んでいただけると嬉しいです🙇♂️
人生初の名古屋へ
東京や大阪、福岡などの大都市に遠征したことは何回もありますが、名古屋はなぜか一度も行ったことがなく、縁のない土地でした。
広島から新幹線で2時間半くらいだったかな?
大阪よりは遠く、東京よりは近いという距離感。
会場であるCLUB ORCAがあるのは、名古屋駅から電車で2駅ほど行った「栄町」という繁華街。
その名の通り、かなり栄えている街で、土曜の日中は若者でごった返していました。
リハーサルが行われるのは19:30からなので、会場近くのホテルにチェックインし、軽く腹ごしらえ。
【近隣のガラは悪かったけど、部屋が広くて綺麗な素晴らしいホテルでした】
いざCLUB ORCAへ!
持参するDJ機材の準備を整え、ホテルから徒歩2分の会場へ向かいます。
グーグルマップに従って行くと、ドンキホーテがあるビルの11階という、なんとも雑多な場所にあるクラブでした🏢
会場に到着し、受付で「J-SPOTに出場するジョンです」と名乗り、フロアに案内してもらいます。
かなり大きなクラブで、1stフロア、2ndフロア、3rdフロアの3つに分かれており、それぞれのフロアが通路で区切られているという珍しい作りでした。
一見おしゃれではあるけど、ギラついた装飾や内装などがいかにも
「噂にたがわぬチャラ箱」っぽいなという印象。
J-SPOTの会場である3rdフロアへ。
大会主催者や審査員のDJたちに挨拶をし、リハーサルの説明を受けます。
リハーサルは一人15分とかなり短時間。
今回使用する機材は、ターンテーブルが最新の「PLX-CRSS12」という機種で、僕は触ったことがない機種だったので、まずその操作方法を習得するのに一苦労💦
この「PLX-CRSS12」は、従来のターンテーブルと同様、針とレコードで音を出すこともできるし、針なしのDVSでコントロールすることも可能なのが特徴。
色々と細かな設定をしないといけないし、普段使っている自分のターンテーブルと同じような使い方に近づけるのが難しい。
説明を受ける時間で10分くらい使ってしまい、残りの5分足らずで音を出してリハーサル。
時間が全然足りない…
J-SPOTに出場してきたスクールの仲間から事前に聞いてはいたけど、DJブースの高さがかなり高くて、ボディトリックの際に足が届かない💦
「いろんな意味でやりづらいなあ」という印象でした😓
インタビュー撮影🎥
リハが終わり、次はインタビューの撮影へ。
このJ-SPOTは、バトル前に各DJのインタビューを撮影してくれて、それをYouTubeにアップしてくれるのです。
会場から歩いてすぐの公園で撮影。
外国人観光客で賑わっている大きな公園でした。
【スタッフの方に「名古屋タワーですか?」と聞くと「テレビ塔です」とのこと🗼
アホな質問をしてしもうた…】
インタビューの内容を事前にスタッフから伝えられます。
僕の場合、
・DJを始めたきっかけ
・優勝賞金30万円の使い道
この2点について話してほしいとのこと。
カメラで撮影される機会はなかなかないし、照明がかなりまぶしかったのですが、精いっぱいカッコをつけてインタビューに答えました笑
どんな感じで映ってるんだろう?
後日、YouTubeにアップされたら、またTwitterに上げます!
とりあえず名古屋メシいこ!
インタビューの撮影が終わり、そこからバトルが始まる24:00までは自由時間。
22:00ごろには会場入りして、雰囲気に慣れておくとしても、まだかなり時間に余裕がありました。
弟のゆーじが横浜から応援に来てくれていたので、とりあえず一緒に夜メシを食いに行こうということに。
「せっかくじゃけ、名古屋っぽいもんを食いたいよの~」
とスマホで検索していると、Twitterでよく見る味噌カツ専門店、矢場とんが近くにあることが判明!
ただ、普通の矢場とんは割と早い時間に閉店してしまうので、昔の矢場とんという店に行きました。
「なにが『昔の』なんじゃろ?」
2人で話しながら店に入ってみると、味噌カツ屋というよりは普通の居酒屋でした🍻
味噌を塗りたくった串カツなどは食べれるので、ここでいいよねと入店。
【昔の矢場とん】
味噌カツの串カツや、味噌が染み渡ったおでんなど、味が濃いくて美味かった!
ゆーじといつも通り虹コンの話(あかりん、萌ちゃん、しみちゃんの卒業が発表されたタイミングだった)などして、だいぶリラックスできました😌
この時間に1人だったら、どうしてもバトルのことばかり考えて緊張すると思うので、ゆーじのおかげで平常心で過ごせたのが本当にありがたかったです!
【串カツもおでんもご飯に合う!美味かった✨】
いざ会場へ!
22:00すぎに会場入り。
わざわざ広島から、昔からのDJ仲間が彼女と一緒に応援に駆けつけてくれました!
開口一番
「ここ、めちゃくちゃ雰囲気悪いね」と友人は言うし、
「ナンパばっかりでほんと無理~」と彼女は言っていました💧
それくらい、ガラの悪いチャラ箱で、とにかく若い男が女の子をナンパしまくっていたり、VIPルームのソファに居座っている男性客のもとには、キャバ嬢(と思われる若い女子)が時間ごとに入れ替わり立ち代わり入って来て、酒を飲んで大騒ぎ🥂
VIPルームにシャンパンが入るたびに、スタッフが太鼓を叩きながら「シャンパン入りました~!」と大騒ぎしながらフロアに入ってくる始末🍾
「ここはキャバクラか!?
それともホストクラブなのか!?」
そのくらい、僕が普段DJイベントをしているクラブとはかけ離れているというか、少なくともこの人達は「音楽を楽しみに」は来てないよな~という客層。
まあ、それがチャラ箱なのですが、、、
広島のチャラ箱よりもさらにガラが悪い。
こんなところでDJバトルをやるのか、と気持ちが萎えまくりです😓
それでも気を取り直し、緊張をほぐすために1杯だけお酒を飲んで、自分の出番に備えて集中力を高めていきました。
【CLUB ORCAの3rdフロア】
ついにバトルが始まる…
バトル開始の時間が近づき、DJブースに入って準備を進めます。
ジョン VS rusk the DJ
プレイ時間は一人15分間。
僕が先行ということは事前に決まっていました。
司会の女性がマイクでJ-SPOTについての説明を始めると、各フロアから「なんだなんだ?」という感じで、会場である3rdフロアにわらわらと人が集まってきて、フロアは人でパンパンになりました。
客層は20代くらいの若い男女がほとんど。
応援に来てくれた弟と友人を除くと、アウェーの空気をひしひしと感じます。
「客層は関係ない。今までやってきたことをやるだけだ」
そう自分に言い聞かせ、ひとつ大きく深呼吸をしてから1曲目をスタート!
不思議なほど、落ち着いてプレイできている。
ちょっとした「ゾーン」に入った感覚🪐👽
スピーカーの鳴り方が影響してか、今まで練習してきたどの時よりも、音が少しゆっくり聴こえてくる。
これは今まで12年間ほどDJをしてきて、初めての経験でした✨
ゆっくり聴こえてくる音に合わせて、焦らずに次の曲を準備したり、二枚使いというトリックプレイに集中できました。
多少のミスはありましたが、15分間、自分のベストなプレイができました。
お客さんの反応はあまりなかったものの、
「やれることはやりきった!」
そう思えるほど、満足感に充ち溢れていました。
そして、次は対戦相手rusk the DJのプレイ。
いつも通り得意の笑いを取りに行くパフォーマンスで、審査員にはウケていました。
お客さんが笑っているのもチラホラ見かけたけど、曲で盛り上がっているという印象はあまりなく。
ただ、僕よりもスクラッチはかなり上手かったし、全体の構成についてもかなり緩急があることは間違いなかったです。
パフォーマンスで笑いが取れるDJというのはまずいないので、とにかくそこが強い。
「こりゃあ勝てないな」
と思わされました。
とにかく審査員にウケているし、主催者からの前評判も「今大会の優勝候補」と言われていたので、その名に恥じないプレイ内容でした。
結果発表
ゲストDJのプレイを挟んで、すぐに結果が発表されます。
DJブースの前に立ち、審査員からのジャッジを待つ2人。
結果は、、、
ジョン 49点
rusk the DJ 79点
完敗でした😢
【健闘を讃えあうジョンとrisk the DJ】
rusk the DJの79点は、今年度のJ-SPOTで最高得点。
僕の49点は、去年の出場者の特典を含めても、過去最低得点だと思います。
ちなみに100点満点での審査結果です。
rusk the DJが強かったのは自分でも感じていたので、勝敗にはなんの文句もありません。
ただ、49点という得点には全く納得がいかない🙅♂️
今回の審査員は、主催者のJEAN氏、J-SPOT DJからSakune氏、Daichi氏、スポンサーのオタイレコードからIKKI氏、そしてゲスト審査員のB=BALLさんの5人。
得点が低すぎるのがショックだったため、あまり覚えていないけど、各審査員からジョンに対して言われたコメントを思い出してみます。
<良かった点⭕️>
・スキルは安定していた
・いくつか盛り上がった曲もあった
・最後にかけたDragon AshのDeep Impactは、20年ぶりに聴いて、サマソニに行ったことを思い出した
<悪かった点❌>
・緊張しているのが伝わってきた(手が震えているのが分かった)
・全体の展開に起伏がなかった
・2枚使いが同じようなパターンばかりだった
・会場の盛り上げが足りなかった
・点数にかなりの差がついたが、それだけのスキルの差があったと思う
書き出してみても、ほとんどマイナスの評価しかなかったのが悔しすぎる💢
全体の構成については、バトルDJとして歴戦の勇士である師匠が
「いいと思う。普通にやればこれで勝てる」
と言ってくれるくらい練り上げたものだったし、2枚使いについては全部違うパターン。
緊張しているのが伝わったのは仕方ないとして、手の震えが原因でのミスはしていないので、
「何を言っているんだこいつらは」
という印象しかなかったです。
DJバトル以前に、ターンテーブリストの技術について分かってない。
会場の盛り上げが足りなかったのは事実だし、rusk the DJよりパフォーマンスやスキルが劣ったのは素直に認めます。
ただ、rusk the DJは笑いは取っていたけど、自分と同じく会場は盛り上がっていない。
笑いありきのパフォーマンスが、かなり高評価をされたんだなと感じました。
とにかく今回の審査員にハマったのは間違いない😑
結果発表が終わり、ゆーじの所に戻りました。
「俺に対しての評価が辛すぎんか?いくら何でも49点はないじゃろ」
と聞いてみると、
「辛すぎるね。相手はともかく、兄貴も65点くらいはあると感じた。
最初は緊張しているかなと思ったけど、途中から楽しそうにプレイしてたのは伝わってきた。
ここまで点数が低いとなると、審査員の中でだれか一人は0点に近いジャッジをしている可能性があるね。結局のところは審査員の好み次第な気がする」
と講評してくれました。
ともあれ、フロアを埋め尽くす数のお客さんと審査員の前でも、平常心でプレイできたのは、ゆーじが目の前で応援して見守ってくれたおかげなので、弟には感謝の気持ちしかないです🙏
対戦相手、主催者、審査員に挨拶をし、会場をあとにしました。
ホテルに帰ってからもどうしても点数に納得がいかず、友人が撮影してくれた自分のプレイ動画を見返しました。
うんうん。
小さなミスはあるものの、致命的なミスはしてないし、緊張して手が震えているけど、それが出音には影響していない。
ここぞ!という曲では、盛り上がって声をあげてくれているお客さんの歓声もしっかり聞こえてきました。
今まで出てきた5回のバトルの中で、間違いなく自分の中では過去一番のプレイでした。
「これで49点?どういう採点基準なんや?」
去年の出場者16人、今年の出場者12人全員のプレイ動画を見てきて、これはちょっとレベルが低いな…というDJが何人かいましたが、その彼らでさえ少なくとも50点以上は取っていました。
俺のプレイがそれ以下だと?
どうしても納得がいかず、深夜3時過ぎにも関わらず、師匠にDMしました。
(というか、師匠が心配してDMをくれた)
自分が負けたこと、審査の点数に納得がいかないことを伝えました。
友人が撮ってくれた動画を送り、自分のプレイも見てもらいました。
師匠は15分のルーティンを僕と一緒に作り上げてきたので、プレイ内容は細かいところまで全て把握しているし、過去にいろいろなDJバトルの審査員もしてきたので、点数に関しても客観的な判断をしてくれるはず。
「ジョンさん、めっちゃ練習してしっかり仕上げましたね!
小さいミスはあったけど、審査に大きな影響はないミスでした。
加点されなかった原因としては、現場に選曲がハマらなかったのが1番かと思います。
相手のプレイを見ていないので何とも言えませんが、全体的にお客さんの盛り上がりが悪かったのであれば、採点基準が審査員の好みやDJとの交友関係なども影響ありそうですね。
点数が低いのは気にしなくてもいいです。
ゲストのB=BALL君以外はバトルに出たこともなく、実績もない2流、3流のDJなので。
その他は自分の指導ミスです。
細かいところは僕の言うとおりにしてもらったのに加点に繋がらずすみません…僕も悔しいです…」
師匠はそのように慰めてくれました。
とはいえ、悔しい気持ちは消えることがなく、その夜はほとんど眠れず、何度も何度も自分のプレイ動画を見返しているうちに朝になってしまいました。
【ゲストDJであり審査員のB=BALLさんの的確なコメント。
さすが、2015年Redbull 3Styleの日本チャンピオン。バトルというものを分かってらっしゃる】
バトルから一夜明けて🌃
昼までゆっくりとホテルで過ごし、近くに泊まっていたゆーじと
「せっかくの名古屋だから、ひつまぶしでも食いに行こうや!」
と一緒にランチを食べに行きました。
【ひつまぶし初めて食べたけど、やっぱり出汁茶漬けverが一番美味かった】
ランチが終わった後は、2人で近所の公園に行って、人工芝の上に座ってボーっと過ごしていました。
この日は日曜。
虹コンのチェキチャの日でした🌈
アーオにバトルの報告をしようと待機。
推しメンアーオとのチェキチャの時間になりました。
チェキチャがつながった瞬間に、アーオが
「さっき、DJ大会のツイート見たよ~」
と言ってくれました🥲
DJバトル、ボコボコに負けました。
— DJジョン🌈 (@djjon_nijikon) 2024年10月12日
対戦相手のDJは今大会最高得点、俺は最低得点とひどい負け方をしてしてしまい、悔しくて眠れなかったです。
ただ、自分としては大きなミスもなくやり切ったのでプレイに悔いはないし、これが勝負の世界。
応援してくれた皆さん、本当にありがとうございました🙏 pic.twitter.com/5Jqict54Oo
僕のツイートを見てくれていることに感謝しつつ、
・負けた!悔しい!
・自分としてはベストなプレイができたから、そこに悔いは全くない
・ただ、大会で過去最低得点の49点だったのが悔しくて仕方ない
そのようにアーオに伝えると、
・何事も悔しさがあって価値があるんだから大丈夫だよ
・自分がベストなプレイができたなら良かった
・最低得点が49点なら、今後はそれ以下になることはないんじゃないかな?
・私はポジティブ人間すぎるから、そんな風に思っちゃうな笑
・好きなDJをすればいいと思う。好みとかあるんだろうけど頑張って!
最後に「本当にお疲れ様~!」と労をねぎらってくれました。
心がスッと軽くなるのを感じました😌
どうしてアーオは、物事の本質を見抜くのがこんなに上手なんだろう。
たった2分間のチェキチャの中で、僕の言いたいことを全て理解して、それを全部ポジティブな言葉で返してくれるなんて、一流のカウンセラーとしか思えません😢
きっとアイドルとして、たくさんの悔しい思いをしてきたんだろうな。
その悔しさもポジティブに変換して、今も頑張っているんだろうな。
そう思うと、こんなことで凹んでられないなと思うことができました!
いやはや、推しの力は偉大です🌍
最後にまとめ
大会から約3週間ほど経ちますが、いまだに悔しいという思いは消えていないし、審査員がつけた僕の得点に関しては納得がいかないままです。
クラブDJが盛り上げを競う大会
「J-SPOTグランプリ」
バトルDJである自分は、そもそも挑戦する大会の方向性を間違えたのかなと思ったりしています。
審査員やお客さんの年齢層と、自分や師匠の年齢層があまりにも違い過ぎたかなと。
それゆえに選曲が刺さらなかった。
大会の方向性も、いわゆるDJバトルとは別物だった。
今回は残念な結果になってしまったけど、J-SPOTに出場したことに全く悔いはないし、準備期間の努力を含め自分の頑張りを褒めてやりたいし、クラブプレイの知識や技術を身につけることができたし、緊張しながらも落ち着いてプレイができたことは間違いなく自信になりました✨
今後は、自分が出るべき大会をしっかりと見極めて、お客さんの反応や審査員の好みではなく、スキルをちゃんと評価してくれる、そして実績のある審査員がジャッジをするバトルに出ようと思います。
それは間違いなくJ-SPOTグランプリよりも、出演者のレベルが格段に高い大会になるでしょう。
めちゃくちゃ険しい道のりなんだけどね😅
全力に悔いなし
悔しさはモチベーションになる
この言葉を胸に刻んで、また一から積み上げていこうと思います!
DJバトルへの思い入れが強すぎて、まさかの4部作になってしまいましたが、これにてようやく完結!
長文にも関わらず最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました🙏
【死ぬまでに叶えたい夢】












