四十九日に向けて

△△からとある提案がなされた

 

事故から1か月以上たち

遺族は亡くなった〇〇さんの給与収入がないので

生活に困っているかもしれないから

1か月の給与額と同じくらいの金額を

見舞金として渡してはどうかというものだった

 

その提案は

会社側も夫もなるほどとうなづくものがあった

 

そこで必要になるのが

被害者の方がどれくらいの給与を得ていたのかという

情報だった

 

これは被害者の方が勤めていた会社に連絡を取り

聞くしかないのだが

内容がお金のことなので

少しためらわれた

 

しかし、ためらっていても仕方がないので

電話をしてみた

 

夫が電話したところ

快く給与額なども教えてくれた

 

被害者の方は高齢のため

1度退職したあと

フルタイムではなく

週に何度か勤務していたらしく

今年の冬には仕事を終えることにしていたらしい

その際には退職金もないとのことだった

 

しかし、給与額は

その話を聞いて想定していたよりは多いものだった

 

 

四十九日には20万円をお渡ししてはどうかと

夫は(夫の)会社側と話をした

 

弁護士に相談したところ

「20万円というのはけして少ない額ではなく

生活に支障が出るようなら

支払わなくてもよいものだとおもいますよ」とのことだった

 

支払わなくてもよいと言われたので

私はほっとした

 

しかし、夫は結局支払うことにしたのだった

 

そのお金をどちらが支払うのかという話も

これまた相当ためらわれるものであった

 

会社側が支払ってくれるのだろうか

いや、ケチくさいクソ会社だから支払わないだろうと思っていると

 

「一旦、そちらで立て替える形でお渡ししてください

次回の給料日にその金額を加味した額で支払います」

と言ってくれたので、意外だったが心底ありがたかった

 

四十九日当日

「見舞金」と書くか「弔慰金」と書くか相当迷っていた夫

結局、「弔慰金」と書いて準備した

(弔慰金は会社が家族に渡すものだそうなのでちょっと違うような気がします)

 

 

ご遺族は弔慰金を

気持ちよく受け取ってくれたそうです

 

 

しかし、給料日を待っていたが

弔慰金の金額がプラスされることはなかった

 

 

イベントバナー

 

HIK(ヒク)スキンケア

 

 

しじゅう