彼は彼女の名前に

もうひとつ、

“L”(エル)を足して表記するようになった。


彼女が生きていくためには、

もうひとつの“aile”(エル)を与える必要があった。


*aile:フランス語で“翼”の意。


 ***


大好きなシャガールが遺した逸話。


当たり前だけれども、

左翼があっても右翼がなければ飛べはしない。

羽がそろっても飛ぶ能力を失くしたら飛ぶことはできない。


千も二千もあるコンプレックスで
一番最大なものは“女”であることだった。

特に、この数ヶ月はそれをずるずるずると引きずって。


女だから、

できること
できないこと
リスク
恐怖
利点
向き
不向き

こんなことに捕らわれるのは間違ってる。分かってる。

でも、悔しくて仕方ないことだってある。

そんなシュウカツ真っ只中。


留学中、
夜に地下鉄乗ったり
いっぽん暗い道を歩くのさえ最大限で警戒して
差別だっていっぱい受けて
女性の扱いに滞りを感じる話を聞いて

なんて、今までの環境は恵まれてたんだろうておもってた。

でもそれは守られてただけなんだ。

身体的危険は少なくても、弱者である事実は変わりないんだもの。


フランス語で「彼女」は“elle”(エル)

女は確かに

deux L (ドゥーズエル)、

つまり2つの翼をもって

韻を踏んでさらにもうひとつの“エル”になる。


一所懸命ね、
自分の名前にエルを探してみたけど

見つからなかった。

だったら、

この2つの翼で飛ぶしかないじゃない。


ペンギンみたいに海に惹かれて飛び込むのか。

ドードー鳥みたいに退化させて絶滅するのか。

白鳥のように冬を追って飛びまわるそれとなるのか。

将又、

隕石の衝突によって絶滅した、
と言われた恐竜の翼を得ていたものの生き残りが、鳥として進化したように。


うちのマダム予報によると、明日は雪が降るそうですゆきだるま


この時期にフランス中が雪だらけなんてアンクアイアーブル(信じられない)!!


というのが近頃の彼女の口癖v


ちなみに今朝はうちのムッシュー(にゃんこ・可愛すぎる)が


お水で顔を洗っているの(可愛すぎる)を初めて目撃!


猫が顔を洗うと雨が降る、てよく言いますよね。



相変わらず湿気という言葉を知らないのかしら、

とおもっちゃうくらいに

からっからのいいお天気なのに・・・


でも、近くのマルセイユも大雪だしね。



そんなお天気でさえも思考の対象になりうるあたしの平和な日常が、

今二階に訪れてるちびっこによって脅かされていますv


まー元気元気。


常に走り回り、家具を動かしてぎーぎーと唸らせています。


ちびっこが元気なのは大変よろしいですが、

若者の曲がり角にある人間の安眠を妨害するのは如何なものかと


お姉さんは思うんだけれど、どお?


(上を見上げてみる)



フランスってね、本当にちびっこが多いんです。


街を歩いているちびっこがベビーカーに乗せられて寒いのにね

蓑虫にされているのをよくみかけます。笑


その理由のひとつが、フランスって出産の方法が無痛分娩が一般的なんですって。


産んでからの社会復帰もベビーシッターがいるだろうし、


働いてる女性が多いここは休暇制度とかもきっと豊富なんだろーな。


あたしからしてみれば、とても羨ましい限り。


実はここに惹かれた理由のひとつだったり。


あ、無痛分娩がだけでなくその環境含めて、ね。



その代わりに失業率も半端ないですが。世の中、甘くないなー





まったく関係ないけれど、イタリアの首相の障害事件(顔が血まみれ事件)


フランス人はこの話に

“il est mechant!!”(彼は悪人だから!) てみんな喜ぶのだけれど


彼はそんなに人気がないのかしら。


ちなみにイタリア歴代の大統領がはマフィアの息がかかっているのが当然

と聞いてショックを受けたのは最近の話。


イタリアも日本も政党が第一の政治であったけれども


イタリアは与党の分裂とマフィアの討伐で改善している模様。


日本もいい加減にしないと国民に見捨てられる日は近い、かも・・・?

めっきり、寒くなったこのごろ、


フランスには今週の頭から、寒波が襲ってきています。


パリも大雪!


(先週、行っておいてよかった!)


でも、ちょっと雪なシャンゼリゼもみたかったかも・・・

という気持ちはさておき、



今日からフランスの多くはバカンスに突入ですv


家族で過ごすひと

南へ非難するひと (いいなー)

帰国の準備をするひと


などと周りはノエルのためにばったばたしてます。




今日はそんなんで授業のあとに プティ・フェット(パーティ)をしました


それぞれつまむものを持ち寄り


(あたしは忘れちゃった)


ワインと

シャンパン

すっごいおいしい、トマトのパテ


なぜかサルサをかけてみんなで踊ろうということになり、


完全に傍観を決めていたあたしですが、


陽気な先生の誘惑に勝てずにね。


ええ。見よう見まねで踊ってみました。


どんなに滑稽だったかも分かりませんが、楽しかったのでまあよしv



そのあとはさらに昼間っから飲みに出掛け、

UNOをして二回とも勝ち

さらにごはんを食べに。


こっちのひとの行動力(?)にはいまだ慣れていない感じ。


そのあと、またさらに国へ帰る友達といっぱいハグをしてさよならしました。


毎週のようにやってくるさよならにも慣れは来ない。

きっと、ずっとこない。



ちょっとしんみりしながら、

コメディ広場のmarche de noel(クリスマス・マーケット)で

前から目をつけてたたこ焼きをもぐもぐ。


たこ焼き焼いてるお兄さん、4年間も日本に住んでいて

日本人の彼女もいるんだって。


「たこ焼き、やわらかいほうがスキですか?」


て聞いてくれたやさしいお兄さん。

川崎に住んでいたと聞いて、親近感。笑


懐かしい味とともにちょっと幸せになりました。



marche de noelといえば、もうひとつ目をつけているものがあるんだけれども、


それはね、ほかほかのテディくま


レンジでチンして一緒に寝るタイプ。


しかも、重さも最適で

すー------っごい可愛いんです!マカロンカラーだし


いっつも、かわいいなーてこねくり回して


25ユーロに負けて帰るこのごろ。


(いつか、誘惑に負けそうで怖い)


南仏なのに!てぶつぶつ言いながら悴んだ手をあっためたり


ペイルー公園からの夕焼けがいつも綺麗でうっとりしたり


明日からはジムに通ってみるし!


んんん。


いいじゃないの。

だって、今日からバカンスだもの♥♥