歌う時いつも ステージで独りきり
語る時はいつも 聞いてほしいと思ってた
そのたびに あなたが笑っていたような…
あれは本当かしら、気のせいかしら
あなたはいつも ちっぽけな、このBarの片隅にいた
これが最後の夜
いつもの曲をもう一度
あなたとも最後の夜?
‥かもしれないし、違うかもしれない
何となく好きだった
恥ずかしそうに私を見る あなたの目
あなたは気付いていたのかしら
私もそうしていたことを
ねぇ‥あなたはそこで相変わらずの表情
傷ついたりしないかのような
落ち込んだりしないかのような
こうしましょうか
ぎゅっと優しくあなたをつねるの
しかめ面をしたら
あなたが夢を見てないってわかるから
あなたの所へ行かせて
好きなだけそばに
うんと近づくの
高鳴る鼓動を感じるほどに
そのまま私の話を聞いて
穏やかな瞳に見つめられてどれだけ嬉しかったか
あなたは知っていたかしら
私もそうしていたことを
ねぇ‥私に分けてよ
余るほどの愛があるなら
涙を堪えてるなら…苦悩なら、それでもいい
どうしたらわかってもらえるかしら
私は服や声ばかりじゃない
こっちに手を伸ばしてくれたら
夢じゃないって、あなたにもわかるのに‥