テレビでよく言っている放射能の単位、シーベルト、ベクレル。違いが分からないので調べてみました。
東北電力のHPによると「放射線による人体への影響度合いを表す単位がシーベルト、放射性物質が放射線を出す能力を表す単位をベクレル」というらしい。
なるほど。簡単にいうと放射線の強さをベクレル、人体への影響を表すのがシーベルト。
いろんな放射性物質により、エネルギーや影響度合いも異なり、単にベクレルでの放射線の強さよりも、人体への影響を表すシーベルトが報道でよく使われているのはこの為なんだと分かりました。
では一体どれくらいの量を受けると人間への影響があるのか!
いつもテレビで専門家の人がいろんな意見を言われていますが、肝心な一番心配なことがちゃんと分からない。
国際基準、国の基準、専門家の話、どれも食い違いがあってわからない。
自分なりに調べてみました。
まず、放射線は自然界にも存在し、自然放射線と言うそうだが、人間は世界平均で年間2.4ミリシーベルトの線量を受けているそうだ。核実験を繰り返していた昔の方が数値は高かったそうだけど…。
ではどれくらいの量が危ないのか。
被曝(wiki)によると国際的な機関ICRP(国際放射線防護委員会)の勧告によると1年間で一般公衆がさらされていい量は1ミリシーベルトまでと定めています。多くても20ミリシーベルトまでが許容範囲だという。
いったいどういうことなんだろう。超えているじゃないか。
ICRPではどれだけ低い線量を被曝しても少しガンのリスクが高まるという仮説に基づき、線量の限度を設定しています。2007年の勧告のデータとしては1000ミリシーベルト被爆した場合に、ガンのリスクは1.5倍になるとのデータがあります。また1000ミリシーベルトで1万人中500人のがんになる人が出てくるというデータもあります。1ミリシーベルトでは1万人中0.5人。10万人中5人です。1~20ミリシーベルトを許容範囲としているのは単なる線引きの範囲の問題で1ミリシーベルトでも影響はあるということ。自然に受ける2.4ミリシーベルトというのもまあ、確率的にはリスクは低いが100%安全とも言い切れない。しかし、逆に少しの量なら体には良い影響もあるとのデータもあり、はっきりしたことはまだ分からないそうだ。ですが、低い放射線ならともかく高い放射線ではリスクは高いということ。低い線量でも安全とはいえないこと。これが大事だと思いました。

あと、大事なのはここで定めているのは年間でのシーベルトです。毎時シーベルトではないのです。
たとえばの話ですが、大気中で毎時25マイクロシーベルトだとすると24時間外にいたと仮定すると0.025×24=0.6ミリシーベルト。一日で年間許容量の6割を被曝したということになります。これを1年と考えると219シーベルト。まあずっと外にはいないのですが。こうなると高い数値で危険ですね。
いますぐには影響はないと言っていることはウソではありませんが将来の影響を考えると恐ろしいものがあります。


リビアというとカダフィ大佐の独裁国家というイメージしかなかった。
でもある漫画の中にリビアという国についてくわしく書かれていた。ゴルゴ13だけどね…。←実は大好き、笑。
リビアは北アフリカにある共和制国家。アフリカ大陸では4番目に国土が大きく、日本の4.6倍もある。でも93%は砂漠で占められている。人口は640万人、公用語はアラビア語。ほとんどはアラブ人でイスラム教スンニ派を基盤とした社会主義的、民族主義的国家を目指している。首都トリポリ。
砂漠のイメージが強いが地中海沿岸部は豊かな緑が広がり、実は春夏秋冬もある。冬は10度を下回ることも少なくなく、沿岸部では暖房器具が用意されているそうだ。
1911年にはイタリアの植民地として、1951年にリビア連合王国として独立。1969年に無血クーデター以降、ウアンマル・アル・カダフィ大尉(当時)が事実上の元首となった。直接民主制をしいており、カダフィ自身も国王や大統領といった国家元首の肩書きを持つことなく、革命後は大佐の位に留まり革命指導者と名乗っている。
コーランの教えに即した国家の樹立をめざしたとの事。
テロ支援国家として一時は国際社会から孤立していたが、経済的には豊かだった。その理由は世界第9位を誇る石油埋蔵量による。純度が高く精製に時間がかからない為、重宝されている。
カダフィ大佐はこうした富を集中させることはなく、カダフィ大佐自身、国家権力を握る立場にいながら倹約家で、実家は未だに遊牧民の生活様式を引き継いだテントのままであると。
政府の補助もあって、リビアでは飢餓に苦しむ人はいないとの事。物価が安いのも政府の補助のおかげだという。
実は全然イメージが違うなと。宗教感との違いで欧米諸国に対立しているからこそ、欧米諸国との距離が近い日本ではいいイメージが伝わって来にくいのかなと思った。
週刊現代から
「プルトニウム放出」その意味、という記事に放射能の怖さについて書いてあった。
そのまま抜粋すると
『1ドル札は約1gなのですが、それを100万分の1にちぎって微細なかけらにすると、1マイクログラムになります。プルトニウムは、たったその1マイクログラムでも体内に入ってしまうとその後、肺などに致命的ながんを引き起こす放射性物質です。私たち人間が生み出した物質の中でもトップレベルの毒性を持つおそろしい元素と考えています』
との事。かつて人類が遭遇した物質のうち、最高の毒性を持つとの事。
プルトニウムとはなんなのか?
記事によると『プルトニウムとは天然にはほとんど存在しない金属で、常温では固体の状態。原発や研究開発施設などでウラン燃料が燃える(核分裂する)ことによって生み出される』
その毒性はサリンを上回り、青酸カリに匹敵。
プルトニウムは発がん性が非常に高い。放射される放射線(α線)は、紙1枚すら通り抜けないが、その分一定の部位に集中的に照射されるため、ダメージが大きい。ウランと比べて3万倍もの時間あたりの放射線量を放出する。
政府は原発の近くの場所しか測定していないが、広範囲にも調べるべきだと。プルトニウムは重いから飛び散らないとのことですが、とても小さい微粒子なので飛ぶ可能性はあるとの事。やはり政府の発表をそのまま鵜呑みにしないで自分の身は自分で守らないといけないなと考えさせられる。何が正しいかなんて僕にも分からないが放射能については、知らないことは怖いことだと思う。原子爆弾が唯一落とされた国が、さらに危険な原子力発電所をつくっていた事実。生活の便利さを享受してきたことで、原発の安全性に疑問を感じなかった事。安全性を謳い続けてきた電力会社と国の責任はちゃんと明らかにしてほしい。
初めて知る言葉や単位、放射性セシウムや放射性ヨウ素、ベクレルやシーベルト、なんじゃこりゃ!と。
専門的な知識なんてなくても、怖さだけは分かる。ある基準に達していなければ安全とか、安全じゃないとか。そんなもの個人差もあるんじゃないかと。少ない量でも害がある人もあるだろうし、でも気にしてたら、何も食べれないし。国際基準ではきっと、どんな人でも安全な数値というものを定めているんじゃないかと思う。日本の基準はあいまいすぎ。あとで害があってもどうせ責任逃れするんだろうし。
風評被害、確かによくないことだと思うけど、ちゃんと安全性を証明してくれる機関なり専門家なりが、発表すればみんな買うんじゃないかと。政府が不安を煽ってばかりで、こういうことをしないから余計に不安になる。あとで実は・・・なんて事はもうやめてほしい。